かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

大雪情報のため、列車の運休を気にしながらの鳴子温泉再訪

2025-01-09 21:02:24 | 日記

今日は、大雪による列車の運休リスクが高い山形、岩手方面は避けることにして、またまたわが郷土の名湯鳴子温泉に行ってしまう。

何年ぶりだろう、一応公共の湯とされているが土地のお年寄りはあまり来ない「早稲田桟敷湯」を訪ねる。リニューアルされたとかで湯船のヒノキを新しくしたみたいだが外観・内観は昔のままだ。

オイラがこの湯をあまり気に入らなかったのは、かつては結構な旅の青年たちでにぎわってはいたことと、ユニークな建物デザインと外装の黄色が何か都会じみて、インテリ風で肌に合わなかったかもしれない。

が今日は雪のせいもあっただろうか、湯客も二三人、しまいにはおいら一人で湯船を独り占めにすることができたし、湯けむりこもる高い高い天井付近の窓からさす自然光の織り成す妙を感じて、なかなかしゃれたデザインじゃないかと再評価してしまい、ここの湯の良さをはじめて感じた。

だが何よりも、「含硫黄ーナトリウムー硫酸塩・塩化物泉 低調性中性高温泉」の適度に温度を調整された湯がTHE温泉といった風で、なかなかのものである。いい。鳴子の公共の湯は滝の湯もあるが早稲田桟敷湯もあるぜと宣言したい。

人混みのしない時期を見張らかって、またやってこようぜ。

 

結局日帰りの湯めぐりとは、オイラにとっては、いい湯に入り、ささやかだがその土地のいいものを食べ、車窓からの風景を肴に飲んだくれて家路につく、ということに尽きるのかもしれない。お気に入りの地は、だんだんと集約されていくだろう。

 

気にはなっていた、「登良屋」の鴨南蛮いただきました。出汁もネギも蕎麦も格別にうまいと感じた。暑い時期なら冷たいそばの鴨南蛮、もっと寒いとカレー鴨南蛮、いいかも。

鳴子温泉の蕎麦屋はここかも。

帰りは、店でもっらった小さなカップで雪見酒。

 

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

道後山(どうごやま・1268m・日本三百名山№287)

吾妻山と同じ山域に属する島根・広島県境の三百名山。なだらかな登山道と草原のような山頂部でほんとストレスのない楽しい登山と山岳展望ができそうである。惜しむらくは、中国山地には大山を除いてこれといった高峰がないためアルペン的な雰囲気は望めないことかな。

 

道後山Wikipedia

 

「安涼奈の山登り」提供【道後山】広島の低山が次元越えの絶景?!感激の稜線よりお届け

(月見ヶ丘駐車場~岩樋山~道後山~分岐~月見ヶ丘駐車場)

ドローンのような小型カメラ何だっけ、映像が面白いな。

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メヒカリ食べて、常磐湯本の湯に入る

2025-01-09 06:46:38 | 日記

「あかずして わかれしひとの すむさとは さはこのみゆる やまのあなたか 詠み人知らず」

「いやになって別れたんじゃないあの女の住む里は、三函の見える 山の向こうか」

常磐湯本の立派な温泉神社の前に立つ、郷土の詩人「草野心平」さんの揮毫かと思われる、これも立派な石碑。

恥ずかしながら、湯本駅前から10分以内にある公共の湯「さはこの湯」を、阿川佐和子と同じ「佐和子さんの湯」、湯本駅前に立つ「みゆきの湯」を中島みゆきさんと同じ「みゆきさんの湯」と誤解していた。

「さはこ」は「三函」、湯本温泉の古い地名だという。「みゆき」はすぐ近くの「御幸公園」の「御幸」にちなむ名称なのだといってみてわかった。

どちらの湯も「含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉 弱アルカリ性」という大変に温泉らしい湯で、300円で入れるという地元民料金で入れるのがいいな。残念なことに、「みゆきの湯」は、土地区画整理のため今年3月末をもって閉鎖ということだが、「さはこの湯」だけでも十分この地を再訪する価値はあるのだろう。

そして、この地のお目あては常磐物の海産物をいくつかの食堂で味わうことができるということ。

この日のオイラの目的は、南東北の深海の砂地で眼を光らせる小魚「メヒカリのから揚げ」であった。駅近くのすし屋でいただいた丸々と太った唐揚げは、かつて震災前に小名浜でいただいたそれと比較して、味は劣っていたが(多分冷凍ものか)なつかしい香ばしさとワカサギやシシャモに通じる柔らか食感を堪能した。

常磐線での片道約4時間、暗くなっても灯りのつかない家並みの多い福島第一原発周囲の地域を車窓から眺めて行くのがつらいが、年に一度は常磐湯本温泉に行く価値は高い。


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

吾妻山(あずまやま・1238m・日本三百名山№288)

日本全国「あずまやま」という山名が見られるが、かつてヒバゴンという類人猿の目撃情報で注目された広島と島根の県境にある比婆山地の一角のなだらかな山。休業中の休暇村ロッジの登山口から2時間もあれば周遊できるというのもいいし、広葉樹の新緑やスミレ科の花たちも多く快適な登山ができよう。

吾妻山Wikipedia

「山と花を巡る旅」さん提供 (休暇村ロッジから反時計回りに周遊)

このような花を中心とした動画が好きです。スミレ科の解説ありがとう。

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