未明、枕元のスマホから、エネルギッシュにクラシック音楽の解説をしてくれる「徳岡直樹チャンネル」が流れていた。
昨夜酔って寝入るときに別のYoutubeチャンネルを聴いていたが、何のアルゴリズムの因果の流れなのか、数時間後目覚めたとき、徳岡さんが「クレメンス・クラウス」という指揮者の「ウイーンフィル・ニューイヤーコンサート」の事を解説してくれていたのだ。
名前は聞いたことがある指揮者ではあったが、今も受け継がれるニューイヤーコンサートの創設時の指揮者で、彼が亡くなる4か月前だという1954年1月1日に演奏した記録がCDで残されていることを、寝ながら理解した。(オイラが生まれた頃の古い古い演奏か)
そのあと、その演奏の一部が流れるや・・・彼とウイーンフィルの演奏があまりにも素晴らしいので、跳ね起きてBluetooth用イヤホンを装着して、聞き入ってしまった。彼の演奏は、ただテンポが速いだけではなく、リズム感に富み、統率の取れたアンサンブルが美しく、総じてエキサイティングな演奏だ。シュトラウス一家の音楽をこうも優雅に、かつ熱くエネギッシュに演奏してくれていたんだ、と驚いた。
ニューイヤーコンサートと言えば、オイラには、1989年と1992年に振った「カルロス・クライバー」基準という固定観念があり、クライバーのライブを超える熱のこもった演奏というものは、もう現れないだろうという偏狭さで毎年の同コンサートを聞き流していたのだが・・・・「うーんクレメンス・クラウスという熱男がいたのか」と考えを改めた。
徳岡さんのチャンネルを聴いた後、Youtubeにアップされているその1954年元旦のライブ演奏をすべてあっという間に聞き終えた。得体のしれないエネルギーが漲ってきた。若かりし頃、新年に感じていた清新な心地が戻ってきたのかもしれない。
「徳岡直樹」チャンネル
ウィーンフィルのニューイヤーの始まりは?『クレメンス・クラウスで聞くウィンナワルツの魅力』【ヒストリカル解説 Vol.155】
musizierenさん提供 1954年1月1日 ウィーンニューイヤーコンサート
から ヨーゼフ・シュトラウス「おしゃれな可愛い口」
かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山
那岐山(なぎさん・1255m・日本三百名山№286)
恥ずかしながら、これまで見たことも聞いたこともない、いったいどの辺にある山かも想像できない山名であったが、2019年に岡山の津山からJR「因美線」に乗って鳥取駅に向かったが、途中、智頭(ちず)駅のあたりだと思えば、地理的想像がつく。鳥取・岡山県境の山で中国山地が長年の風化により花崗岩だけが残ったためにできた山(残丘・モナド)であることをWikipediaによって教えられた。隣の滝山から那岐山にかけては丈の短い笹原とまばらな細い木が立つだけなので展望が楽しめる山だ。冬は、さぞや風雪が強く樹木は育ちにくいのだろう、
「アトリエak」さん提供
那岐山 Cコース~滝山~那岐山~Bコース 岡山県・鳥取県
いい展望に恵まれて快適な山歩きでしたね。