雪が降らない。雪が積もらない。大寒の今日、仙台地方は氷点下を下らない。氷も張らない。
県内のスキー場でまともに営業できているのは、蔵王すみかわスキー場だけのようだ。昨日は、広瀬川の草むらに、はつはるの青いひとみ、イヌノフグリの花(?)が早くもほんのり開いていた
イヌノフグリは、日本在来種で絶滅危惧種とか。もう少し大きいオオイヌノフグリは、ヨーロッパ原産の外来種で、明治期に渡来したとある。並べてみないと違いが分からないが、2月ごろから草むらを席捲するオオイヌの方が花期も長いし、色も濃く、茎や葉がやや毛深いということで、じつは、両者の違いが今一つ分からん。今度、マクロレンズをもって観察に行こう。どうも、手持ちのG3xくんでは、ピンボケ気味だ。
ミヤマムラサキやツユクサなど、青い花が大好きだ。イヌノフグリに始まって、スミレ、エンゴサク、シラネアオイ、アジサイ、ツユクサ,ミヤマムラサキ、キキョウ、リンドウ、ツリガネニンジン‥など、今年は「青い花図鑑」なるものを作ろうか。
しかしながら、はつはるの花を愛でてばかりいられない。オイラの体内時計から行っても開花が早すぎるのだ。いつもなら雪や氷の下で凍えている草むらが、早くも萌えようとしているのは、ちょっとフライング過ぎる。
地球温暖化のシグナルは、ここにも届いているのか。
昨年のカルフォルニアやアマゾンと続いてオーストラリアの火災と地球上が燎原の火と化しているのではないかと不安になってくる。この日記を書いている間にも、世界中の森林がメラメラ燃えさかり、乾いた積乱雲をつくり、その雲より放たれた稲妻がさらに火災を引き起こし、幾多の生き物の命が奪われていると思えば、「青い花図鑑」など夢見ている場合ではないのかもしれない。(オイラ個人では何ができると問うても解は見つからないが)
本国の自衛隊などが、わずかな数でアリバイ的に豪州鎮火支援に出かけているというが、世界中紛争をやっている場合ではなく、「調査・研究」に軍艦を紛争地域に派遣したりするのでもなく、世界中の軍隊、消防総力を挙げ、火消しに走ってほしい。宇宙の外側からではなく、(もしかしたら)ヒトが作り出した業火というゴジラに「地球防衛軍」として立ち向かわなければならない時機なのだろう。
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