ほとけ展の第2弾講演としてnakanishiさんに来てもらいました。「仏師 慧麟の仏神像について」というタイトルでした。謎の仏師:慧麟作の仏像、神像が人吉球磨に9体あります(確認されています)。その慧麟さんのことを紹介してもらいました。
‘慧麟’とは、(えりん)と読んでいます。ところが像墨書には「慧麟」とは書かれているだけで「えりん」とフリガナはないのです。ふつうは「えりん」と読むだろうということで「えりん」と言っていわれています。講演が終わって質問のときに「けいりんと思っていた」という方がおられました。じつはそれも正解だろうと思います。正解はわからない、というのが真実なようです。人の名前は書き方も読み方も難しいですね。
nakanishiさんの話は1時間20分ほど、あっという間でした。新鮮な慧麟の話題を提供してもらいました。山江には慧麟作の‘十一面観音像’があります。この仏さまもわからないことが多くて、これからの研究課題のひとつです。
今日の講演で残念だったことは参加者が少なかったことです。今日は秋のいい天気で、祝日で、彼方此方でいろんな行事があったせいかもしれません。期日設定が悪かったのかもしれません。行事を実施するのは難しいことです。
せっかくのいいことも参加者が少なければさみしいことです。
今日の天気()