栗の花です
私どもが生活していくうえで、変わっていいもの変わってはいけないものがあると思われます。私が生まれて70年ですが、この70年は特に変わることを屁とも思わないトキだったような気がします。戦争に負けて‘復興’を合言葉に‘変わって’いく時代だったからです。戦後から東京オリンピック、その後と、ぐんぐんと加速してこの国は変わっていきました。そして変えてはいけなかったものも変えてしまったような気がするのです。
一番気になるのは‘隣近所の関係’です。稀薄を通り越しての変化だったことです。そして田舎における人口減少です。国の政策によって田舎に人がいなくなってしまったことです。この二つのことが大打撃となって今になっているような気がします。
私どもはこれまでそのようなにいい経験をしているのです、こんど、新しい生活様式の変化が望まれていますが、その経験を無にしないで変化したいものです。いちばん危惧していることは(文化の伝承を断ち切る)ことです。例えば、(三密)という言葉でお葬式が変わるのでは、ということです。人が集まらないお葬式の在り方に変わるということです。家族葬という、身内だけで済ませてしまうやり方です。時と場合によってはそのような方法もありかと思いますが全てがそのようになることは如何なものでしょうか。お葬式で親せきがわかることがあります。そんな風習が無くなるような気がしています。葬式のようなことが他にもあると思います、そんなことまで変わっていくことが本当にいいことなのか、なのです。
時代と共に変わることは必要です、しかし、ちょっと考えながら変わっていきたいものです。
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