197?年8月13日~19日 参加2名 記録はM氏による。
共同装備 ツエルト、コンロ2、白ガソリン1.8L、ラジオ、地図、飯盒、コンパス、米9合、ポリタン2、トイペー、ナイフ、コッフェル、薬、ヘッドランプ、
個人装備、シュラフ、雨具、エアーマット、タオル、セーター、古新聞、健康保険証、着替え
8月14日 天候 曇り コースタイム 室堂(14:00)→雷鳥沢(15:00)
8月14日14:00室堂着、立山はガスで見えない。浄土山がときおりガスの切れ間から見える中、今日のキャンプ地の雷鳥沢へ。ミクリガ池を過ぎだらだらとした下りである。やがて色とりどりのテン場が見える。
ツエルトを張ると時間も余裕があるので地獄谷へ散策としゃれこんだ。風呂に入るのが目的だったが、無料露天風呂は無くそそくさと引き揚げる。雷鳥沢は給水施設のあるテン場で思ったより静かだった。2人連れの高校生と話して夕食をとる。明日からの山旅に思いをはせて床に着く。
8月15日 晴 15:00頃より霧
コースタイム 雷鳥沢(6:00)→一の越(7:45~8:10)→雄山(9:10~10:00)→大汝山(10:15~10:40)→別山(12:30~13:15)→剣沢(14:00)
さあ、今日から1年半も前からあたためていた山行計画が始まる。一の越までは立派な道である。雄山神社のお札を付けたハイカーがやたら目立つ中、一の越へ。かすかに槍ヶ岳を見たがやがてその姿を消した。ここから雄山までは距離こそ短いが20kg以上の荷物を持った私達は少しきつい急坂が続く。雄山神社に着くとまず目に付いたのが鹿島槍ヶ岳と針ノ木岳、いずれも優美な姿である。小休止の後、立山三山縦走へと踏み出す。大汝休憩所でアルバイトをしている女子高校生と少しばかり話す。大汝休憩所はガイドブックでは50名収容とあったが通常では泊めないとのことだった。道はやがて内蔵助カール上部へと導いてくれる。頂上の広い真砂岳を過ぎると剱岳の展望台である別山と剱御前への分岐点に着く。別山への道をとり、雪渓の残るミクリガ池畔でザックを下ろす。眼前には剱岳の威容があった。私達に強烈な印象で迫りくる。二人共しばし時を忘れてシャッターを押しまくる。剱岳は全体が岩の塊といった感じである。「明日こそあのピークに立つのだ」。二人は別山を後に急な下りを剱沢へ。
キャンプ場はかなり混んでいたが何とか良い場所にツエルトを張る。私達のすぐ上にテントを張った女性達が夜遅くまで美声?を響かせるのでなかなか寝付けなかった。