20日早朝・・・
前夜は雨が局所的にザッと降っては止み振っては止みを繰り返していた。
しかし、流れを刷新する様な雨量も無く前回訪れた時よりもむしろ渇水気味だった。
そんな中、初っ端から渦中の何方かの様に狡い(セコイ)振る舞いに縛られた。
上の画像の枯れ枝が集積した手前の流れの淀みに100%以上の確率で
良いサカナが着いているのは確信していた。
慎重に毛鈎を結び直し何時もの様に一発で仕留める準備完了。
プレデンテーションは長めにとったティペットの毛鈎をやや上流側に落とし
淀みの位置迄自然な流れに任せスローなドリフト・・・
「ゴボッ!」と音と共に尺サイズを裕に超えたアマゴが毛鈎を咥えた。
合わせは完璧でロッドのベンディングカーブもマックスに近い。
やり取り数秒・・・
フワ~っ
ラインもロッドもテンションが無くなった。
負けだ。
でも認めたくないオレは女々しく毛鈎の種類をとっかえひっかえし
二度と同じ場所から出ないと分かっていながら小一時間この場を離れなかった。
潔くないのはオレのスタイルじゃないぞ、と改めて自らを律したのであった。
その後、7~8寸のアマゴ嬢は何尾もお相手をしてくれたけど
尺超えの熟女は流石に手強い。
だからアマゴに片想いなんだよ。