白地の皮革に緑の三本線で有名なアディダス・スニーカーのカントリー。
上の画像はそのカントリーの直系モデルでかなり後発で発売された
超激レアのブラック皮革のミドルカットモデルなんだが
つい最近迄、新品として保管してあった・・・
初代アディダス・カントリーはクロスカントリー専用のスニーカーとして
確か1970年代にリリースされた筈で今なお進化版が店頭で継続販売されているから
40年間も愛され続けている凄いスニーカーの一つだ。
オレは20代に白のローカットを二足履き潰し
30代には白のミドルカットを一足履き潰した。
そして40代に冒頭の画像のモデルを購入し
勿体ぶって?それとも購入したのを忘れて?
デッドストック化していたのだがつい最近下ろす事に・・・
しかし!
古いスニーカーは新品とは言えアッパーの皮革と
底のゴムとの間の接着剤が劣化し剥離してしまう事が多い。
お気に入りで他のプーマ・レプリキャットシリーズは
3足全部のソールが次々と剥離し最近夜な夜な補修作業に追われた。
スニーカーは接着剤が先ずダメになり最後はウレタンゴムや
合皮部分が溶解や加水分解を起こしソールがご臨終となる運命だが
保管状態によっては物凄く延命もするんだよ。
箱入れ保管は意外にも劣化の進行が早いんだよ。
当たり前だが埃や紫外線を避け、空気に晒しておいた方が
確実に長持ちするのと、たまに履いてゴム分子に衝撃を与えた方が
劣化進行が抑えられる様だから覚えておくと良いよ。
今回の画像のブラック皮革カントリーは三本線が合皮でそこが溶解していて
ベトベト状態になっていたので強制的に剥離して皮革補修剤でカスタマイズ。
コロンブス社からリリースされているアドカラーで補修。
絵の具を塗る調子で簡単に皮革風の被膜が形成出来て乾けばベトベト感も無い。
白い三本線はスエード調になって新品以上?の感じに仕上がったよ。
このアディダス・カントリーのミドルカットモデル・・・
オレの足元で大活躍中だ。