誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

サンシュウ

2013-02-21 10:53:19 | 日記
サンシュウ(ジンチョウゲ科)中国から渡来した落葉低木で、樹高2m位になる。黄褐色の枝が全て三又に分かれることからその名がきた。3月頃枝先ごとにかたまつた蕾が垂れて、歯の出ないうちに黄色い小花を蜂の巣状に咲かせる。表皮と木質部の間の靭皮繊維(白皮)を採って和紙の原料とする。三椏繊維の和紙は、紙魚の害が少なく艶があるので証書、紙幣などに使われる。「三椏や皆首たれて花盛り 前田普羅」「三椏の花雪片の飛べる中 山口青邨」「三椏の花のうす黄のなかも雪 大野林火」「三椏の花の光陰流れ出す 森 澄雄」「雨やさし三椏三つに咲くことも 安住 敦」「三椏の花の幽さをうべなえり 小林康治」「やすらぎや三椏は咲き垂るる花 林 翔」「三椏や百姓の顔ねむく過ぎ 岸田稚魚」「三椏咲く日向薬師の雨にあへり 松村武雄」「文机や三椏明かり降るほどに 小林康治」「三椏の三三が九三三が九 稲畑汀子」「家系滅びて三椏の花ざかり 鷲谷七菜子」。(三椏の 皮剥く水の 冷たさよ ケイスケ)