誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

December

2013-12-01 14:50:52 | 日記

皺を寄せた気難しい人のように 描かれる冬よ 林檎の木にまといつく苔のような 灰色の髭を生し 青い唇をして とがった青い鼻の先に 氷の滴をつえたきみ きっちりと身を包んで 荒涼とした道をただ一人 漂う雪の中を とぼとぼと歩いてゆくきみ 暖かい炉辺のきみのほうを 描くべきだったのに 冬よ 大きな肘掛け椅子に 坐っているきみこそを クリスマスの遊びに 夢中な子供らを見まもり また 子供に囲まれて 楽しい笑い話 恐ろしい人殺しの話 そして 夜を悩ます悪霊の話 いろいろ聴かせては 時折話を止めて 燻る火を掻き越し また 琥珀色に澄む 秋の麦酒を味わうきみこそを 深い大杯を 仲間の健康を祝して 傾ける。(カトリー.ダイアリー;R.サウジー)

 


十二月

2013-12-01 09:12:20 | 日記

十二月(師走;霜月;極月)陰暦では「霜月」に当たるが、年の終わりということで陽暦では「師走」または「極月」ともいう。ただでさえ短い冬日が一日一日歳末に向かうことでいっそう慌ただしく気忙しい。中旬には歳暮の習慣があり、下旬には降誕祭(クリスマス)、本来の意味を考えることも少ないままに、歳末売り出しと相まって喧騒な街を作りなしている。「街中見る見る汚れ降誕祭 恵美子」「火の色やけふにはじまる十二月 日野草城」「霜月も末の雨浸む菊葎 水原秋桜子」。