寒桜;冬桜;寒緋桜(バラ科)花言葉は、冷静。冬季に咲く桜。寒桜は鹿児島.沖縄地方で栽培されていた緋寒桜のことで、寒緋桜ともいわれる。冬桜は山桜と富士桜の雑種といわれ、12月ころ花を開く。群馬県藤岡市鬼石の桜山公園の冬桜は天然記念物に指定されて一斉に花をつける。寒桜と冬桜は本来別種のものであるが、俳句では両者を寒桜.冬桜と呼ぶことが慣例になっている。「山の日は鏡のごとし寒桜 高浜虚子」「寒桜交わり淡くして長し 古賀まり子」「雨雫よりひそやかに寒桜 稲畑汀子」「うつし世のものとしもなし冬桜 鈴木花蓑」「今日ありと思ふ余命の冬桜 中村苑子」「母癒えて言葉すくなや冬桜 岡田日郎」「月の出に風をさまりぬ冬桜 茂 恵一郎」「痛さうに空晴れており冬さくら 黛 執」「水音のそこだけ消えて冬桜 清水衣子」「ひとゆれに消ゆる色とも冬ざくら 平子公一」(咲きそめて 一輪久し 冬桜 ケイスケ)