二葉葵(ウマノスズクサ科)花言葉は、細やかな愛情。山地の林の中などに生える。根茎は地上を這って伸び、先端に葉を二枚対生してつけるが、これが「二葉葵」の由来である。葉は円形で基部がハート形にくびれる。葉は薄く、冬は落葉する。4~5月、葉柄の基部に花を一個下向きにつける。紫褐色で、径1.5cm、萼は筒型で、先が三裂する。葵は夏の雷除けになるとされ、京都賀茂神社の葵祭りに使われるので「賀茂葵」ともいう。徳川家の三葉葵の家紋は本種の葉を組み合せたものである。「地に落ちし葵踏みゆく祭りかな 正岡子規」「地を這ひし二葉葵のものがたり 伊澤玉子」。(這えそむる二葉の蔓は盤石なり ケイスケ)