鈴蘭(ユリ科)花言葉は、純愛;希望。北海道の低地草原や本州中部の山地に生える。二枚の葉は長さ約15㎝の楕円形で咲きがとがり、基部は鞘状で互いに抱き、裏面は白色を帯びる。4~5月。葉の脇から葉を出し、白い鐘状の花を約10個総状につける。果実は球形で赤く熟す。園芸店などで売られている鈴蘭は同属別種のドイツ鈴蘭で、ヨーロッパ原産。日本の鈴蘭より,香りも強い。◎緑の葉に抱かれるように咲く花は実に可憐で、その芳香にも人気がある。「鈴蘭の葉をぬけて來し花あわれ 高野素十」「鈴蘭の谷や日を漉く雲一重 中村草田男」「すずらんのりりりりりりと風に在り 日野草城」「鈴蘭の花山塊を川離れ 飯田龍太」「鈴蘭やもろき山頂放れをなす 大島民郎」「晩鐘は鈴蘭の野を出ず消ゆ 斉藤 玄」「束でもち鈴蘭の花こぼしゆく 松崎鉄之介」「鈴蘭はコップが似合ふ束で挿す 鈴木栄子」「鈴蘭の香強く牀に置きがたし 飯田蛇忽」「鈴蘭の卓や大きな皿に菓子 高浜虚子」「鈴蘭や径白馬へひとすじに 武部佐海」「ふまらずに鈴蘭落ちし道の夜 高木晴子」。昔北海道の旭川工場と苫小牧工場に出張した折に初めて見た鈴蘭の花で出会う想い出の花である。(鈴蘭は北寮の窓辺に咲て香しき ケイスケ)