誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

桐の花

2015-05-09 06:46:25 | 日記

桐の花花言葉は、高尚。原産地不明だが、各地で古くから植えられている。高さ10~15m。葉は対生し、大型の広卵形で3~5裂する。五月、葉先に先立つて枝先に大型の円錐花序を立て、長さ5~6㎝の淡紫色の筒状唇形花を多数咲かせる。花に芳香があり、遠くからもよく目立つ。桐は成長が早く、女の子が生まれた時に植え、嫁に行く時に箪笥の用材にしたという。「熊野路に知る人もちぬ桐の花 去 来」「桐咲いて昔に還る道のごとし 大野林火」「安曇野の日がやわらかし桐の花 柴田白葉女」「桐の花うす化粧して老いんかな 藤 コウ子」「おろかゆゑおのれを愛す桐の花 佐藤鬼房」「桐の花古都洛陽をおほいけり 松崎鉄之介」「桐の花河口に眠りまた目覚めて 金子兜太」「桐咲いて雲はひかりの中に入る 飯田龍太」「桐の花半日遊び一日病む 清水径子」「花桐や雲を重ねて南部領 小原啄葉」「三日月のあと暁の桐の花 広瀬直人」「高ければ想ひの遠し桐の花 角川照子」「桐の花水の匂ひの男過ぐ 関戸靖子」「遺されし母はけむれる桐の花 鍵和田柚子」「桐の花盥に曲がる山の鯉 伊藤道明」「オルガンの奏者も喪服桐の花 柏原眠雨」「水うすくゆきわたりたる桐の花 正木ゆう子」「遠ければ女人とおもふ桐の花 田中裕明」「桐の花たそがれ色の須磨離宮 土井たか子」「人来ればおどろきおつる桐の花 前田普羅」「妻の手の濯ぎあからむ桐の花 能村昇登四郎」「名言に一日鼓舞さる桐の花 田川飛旅子」「桐の花北国の空いつも支ふ 細見綾子」「花桐や若き母ゐる写真帖 木附沢麦青」「晩方の夢いろいろなる桐咲けり 福永耕二」「桐の花寺は桂の町はずれ 晩 台」「電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子」「桐の花朝日はあつくなりにけり 高屋窓秋」「あお空を時のすぎゆく桐の花 林 徹」「桐咲くや泣かせて締むる博多帯 西嶋あさ子」「曇りのち雨のあかるさ桐の花 山口 速」。(桐の花 きつとさいごの 花咲けり ケイスケ)