節分草(キンポウゲ科)草丈5㎝菜根生、対生。特徴萼片は白色花弁状で5枚生育地は主に石灰岩地の落葉広樹林内、分布地関東地方以北。2月初旬の節分の頃にはまだ開花せず、2月の末から開き始め、3月いつぱい花が見られる。5枚ある白色の萼片が花色の萼片が花弁のように見える。本当の花弁は萼片と雄蕊の間にあり。Y字状にふたつに分れる。地下に球状の塊茎があり、根生葉と茎を出す。茎の上部におは2枚の葉を対生する。節分は立春の前日で、新暦2月3日ごろにあたる。四季それぞれの分かれ目をいうが現在は冬と春の境をいふ。この夜、寺社では邪気を追い払い春を迎える意味で、民間でも豆を撒いたり、鰯の頭や柊の枝を戸口に挿したりしとしよr、悪気を祓う。(年寄の我家では、久しく節分の豆撒きはいていない。「節分の宵の小門をくぐりけり 杉田久女」、「節分や灰をならしてしずごころ 久保田万太郎」「節分の高張立ちぬ大鳥居 原 石鼎」「節分の水ふくるるよ舟溜 村沢夏風」「節分や梢のうるむ楢林 織部仁喜」「節分や海の町に海の鬼 矢島渚男」。(我家では庭広すぎて豆撒けず ケイスケ)