3月2日(金)☂
入院11日目。歯に炎症が起きたせいか、一日ベッド。1Fへの買い物にもいかなかった。寅さん劇場で日が暮れた。
坂中英徳さんのブログで世の中の動きを知る。
『正論』(4月号)に野村旗守さんが「怪しい日朝交渉―日本人妻里帰りは実現するか」と題する文章を載せている。その中で筆者の質問に答える形で、移民政策研究所の坂中英徳さんが日本人妻、北朝鮮残留日本人の帰国をめぐる最近の状況について語っている。
その一部を紹介する。
― なぜ日本人妻なのか。北朝鮮とのあいだには国家懸念である拉致問題がある。優先順位はどうなるのか?
「多角的なアプローチが必要だ。北朝鮮との交渉には、人権問題から攻める必要がある。政治的に追い詰めてもダメだ。日本人妻の帰国は純粋に人権問題だ。この問題を交渉の議題に載せれば、硬直状態に陥った日朝交渉を打破する糸口になる。人質外交に長けた北朝鮮は日本人妻を対日外交の切り札として温存してきたからだ」
― 日本人妻に関しては97年から2000年にかけて3回の里帰りがあった。今回はどう違うのか
― 日本人妻に関しては97年から2000年にかけて3回の里帰りがあった。今回はどう違うのか
「今回は日本に帰って永住したいという希望者だけを迎え入れる予定だ。そして今回は戦後北朝鮮に幽閉されて帰国できなくなった残留邦人も同時に迎え入れたい。高齢の彼らの大半が山奥に集団で押し込められ、自給自足の原始人のような生活を強いられている。これは一刻を争う邦人保護問題だ」
― 拉致問題はどうなるのか
― 拉致問題はどうなるのか
「北朝鮮が日本人妻の帰国容認を示唆している千載一遇のチャンスを逃すべきではない。この絶好のチャンスを生かせば、拉致問題を含む諸懸念の解決に繋がるはずだと考える」
― では、具体的に帰国第一陣が帰ってくるのはいつになるか。やはり北が一大イベントを準備していると言われる4月15日周辺か
― では、具体的に帰国第一陣が帰ってくるのはいつになるか。やはり北が一大イベントを準備していると言われる4月15日周辺か
「おそらくその辺りになるだろう。日本で解散総選挙の実施が有力視されている6月より前ではないかと私は見ている」
出典●http://blog.livedoor.jp/jipi/archives/2012-03.html#20120302
北朝鮮残留日本人問題についても政府間のやりとりがあったという。中国からの残留邦人の帰国問題は一応の決着を見たが、北朝鮮地域に取り残された残留邦人問題は政府間の課題にもなっていなかった。恐るべき「怠慢」である。旧「満州」からの逃避行の途次、38度線を超えられなかった人々も多いと聞く。敗戦からは67年、遅すぎたがなんとかしなければならない。
拉致問題・日本人妻問題・残留邦人問題‥。どれもこれも日本人が力をあわせて解決に当たらなければならない。これらのことにダンマリを決め込んで人権を云々している人を僕は日本人としても人間としても尊敬することはできない。左派人士の中には「右翼」を利するなどと言って取り組みを攻撃する人までいる。人間的荒廃の極みであろう。
坂中さんが言われる通り、この春最初の一歩を印すことが出来るか。私たち日本国民が問われている。
2012年02月22日
北朝鮮残留日本人の帰国を求める
2012年2月20日付の日経新聞で
「北朝鮮側に議論打診 ■残留邦人の遺骨収集」
というニュースが目に入った。
日本政府が、第2次世界大戦の終戦前後に現在の北朝鮮に残留して死亡した日本人の遺骨収集や埋葬地の整備について議論することを北朝鮮に打診していたことがわかった、という短い記事である。
日本政府が北朝鮮残留日本人の件で北朝鮮政府に交渉を呼びかけたことは、戦後の日朝関係史において画期的なことであると評価できる。
北朝鮮には、戦後、日本への引き揚げがかなわず、北朝鮮残留を余儀なくされた日本人が数多く生存しているものと推測される。日本に入国した脱北帰国者の人たちによると、北朝鮮残留日本人に会ったことがあるとのことだ。北朝鮮残留日本人の大半が山奥の一角に集団で押し込められ、じゃがいもを主食として命をつなぐ、原始人のような自給自足の生活していると聞いている。
移民政策研究所日本人妻等定住支援センターは、昨年12月、北朝鮮残留日本人の救出を日本政府に求める要請文を提出するなど、北朝鮮残留日本人を助ける活動を行っている。
報道された日本政府の動きは、私たちの要請にこたえたものであり歓迎する。
日本政府において遺骨の収集だけでなく、北朝鮮で生活している残留邦人の帰国実現のため北朝鮮側と交渉していただきたい。
「北朝鮮側に議論打診 ■残留邦人の遺骨収集」
というニュースが目に入った。
日本政府が、第2次世界大戦の終戦前後に現在の北朝鮮に残留して死亡した日本人の遺骨収集や埋葬地の整備について議論することを北朝鮮に打診していたことがわかった、という短い記事である。
日本政府が北朝鮮残留日本人の件で北朝鮮政府に交渉を呼びかけたことは、戦後の日朝関係史において画期的なことであると評価できる。
北朝鮮には、戦後、日本への引き揚げがかなわず、北朝鮮残留を余儀なくされた日本人が数多く生存しているものと推測される。日本に入国した脱北帰国者の人たちによると、北朝鮮残留日本人に会ったことがあるとのことだ。北朝鮮残留日本人の大半が山奥の一角に集団で押し込められ、じゃがいもを主食として命をつなぐ、原始人のような自給自足の生活していると聞いている。
移民政策研究所日本人妻等定住支援センターは、昨年12月、北朝鮮残留日本人の救出を日本政府に求める要請文を提出するなど、北朝鮮残留日本人を助ける活動を行っている。
報道された日本政府の動きは、私たちの要請にこたえたものであり歓迎する。
日本政府において遺骨の収集だけでなく、北朝鮮で生活している残留邦人の帰国実現のため北朝鮮側と交渉していただきたい。
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