心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

体調

2016年02月23日 | ほんのすこし
どうもどこかへ出かけてくるとその後の体調がいまいちだ。
今回は1週間ほどの滞在だったが、滞在中はいたって健康そのもの。
帰ってきて荷物の片付けやらをしてお土産をあげたり。
今回は大丈夫そうだねと母と話していたばかりだったが、昨日の母の診察付き添いのときから喉の痛みが。午後に母の薬をもらいに行ったときには鼻水も。

母のところからは早々に戻ってきた。風邪だとすれば母に移すと大変なので。
「花粉症かもしれないよ」と母に言われたが、もう花粉症? って思って。風邪薬を飲むことにした。
なんとなく体も重いし、頭もなんだか重いし。
そんなぼぉーっとした気分で粉薬の袋をやぶったものだから…… あぁなんてこった。
中身をほとんどカーペットの上にこぼしてしまった!
毛足の長いカーペットはあっというまに黄色の粉を隠してしまった。粘着テープで取ろうと思ったけど、全部が一斉に浮き出るわけではなく、ちょこちょこだけ出てくる。夜遅いし、掃除機をかけると音がうるさいだろうし。
そんな感じで隠れた薬の粉を取り去るのに結構時間がかかった。
なんだかなあ。
疲れちゃった(笑)

ってことで、夕べは早めに就寝。
それで夜中に目がらんらんとして、仕方がないので読みかけの小説の続きを。面白くてそのままずっと読む。
読み過ぎて頭がぼぉ~。
なんというか、負の連鎖? 頭がすっきりしない時間ばかりになっている。

ここいらでしっかり体調を整えないと。
薬のせいか今日は喉の痛みも和らいだ。
何事も早目早目の予防かな。

早速開いてみる

2016年02月23日 | ほんのすこし
昨日、向こうから荷物に入れて送った本が届いたので、早速開いてみました。
文庫本数冊の他にハードカバーの本も。
長田弘さんの詩に、いせひでこさんが絵を添えた絵本『幼い子は微笑む』、朗読。
読みながら、長田さんの言葉の深さにただただ打たれて。
いせさんの絵のやさしさにただただ魅入って。
読みながら、今の自分の声ではだめだなとがっくりきて(それほど朗読の練習から遠のいていたのだった)。

『永山裕子の透明水彩』は、本屋さんで見つけたもの。
目に飛び込んできたといった方がよいかもしれません。決して広い本屋さんではなかったけれど、美術関係のコーナーにたてかけてありました。最近、水彩にも興味がありましたので、どんな感じかなとつらつらタイトルを追って手に取っていたら、その中でひときわわたしの中に響いた本でした。
憧れるといったらいいでしょうか、まさしく憧れた世界がここにあるという感じでした。



見事なまでの赤の世界。



透き通った向こうにあるのはなあに?

水彩画の教室も開いていて100名もの生徒さんがいるとか。何度か個展も開催しているらしいので、いつか見てみたいリストに入れることにしました!
カレンダーはすでに完売。もう2月ですものね。来年リベンジで申し込みしてみようかと思っているところです。
見ればみるほど吸いこまれるような憧れの世界がここにありました。



この二冊は、手荷物に入れてきた文庫本です。
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘著
新幹線の中で読もうと思ったのですが、ランチの東京炒飯の量が多かったのに、全部平らげてしまったので眠くて眠くて(笑)。結局ほんの数ページしか読めませんでした。その後の高速バスの中で読み上げました。14のお話が入っていますが、大里という名字がオーリィと呼ばれるようになった青年が主人公です。映画が大好きでそれも古い映画に出ているちょい役の女優が好きで、その人が出ている映画を何度も見ているという青年です。彼の周りに登場する人物がまたなんともいえずいいのです。オーリィ君が自分のやりたいことを探すといってしまえば単純すぎるのですが、そこにあるのはがむしゃらといったものからはかなり遠のいたものを感じます。たぶんこの小説全体に漂う柔らかさがそう感じさせるのではないかなと思っています。
ハラハラどきどき、一体どうなるんだ? といったサスペンスとは全然違うものです。さりげない文章には〈こんな風に描けたらなぁ〉といった羨望すら覚えます。

『七つの会議』池井戸潤著
これは戻ってきてから、夜中に眠れなくなって読み始めました。二日間夜中に読んで、内容はこれまでの池井戸さんの作品と似通ったものが随所に表れていて、あれ? この本前にも読んだことあったかな…… といった気持ちにときどきなるのですが、やっぱり全然読んでいない作品でした。
会社というもの、サラリーマンの悲哀、自己保身のためにしか仕事を見ていないことがどんな結果になるか、正しいことができない悔しさ、そういったものが沢山存在しているのだろうなと考えさせられました。
正義を仕事に持ち込めない会社の体質、売らんかなという儲け主義、はたして目先のそれが長い目で見たときに会社にどんな結果をもたらすのかと考えることができるトップでなければならないとつくづく感じました。
今ニュースになっていることの中に何年も前にやったことが蒸し返され、建築関係でも隠してきたことが暴かれたり、食品偽装などもあったり、そういったことがまかり通ってきたその背景にいた人々の葛藤はいかほどであったかと推察すると心を病む人もいたのではないかとさえ思います。

さて、これから『ウツボカズラの甘い息』柚月裕子著 と『神の値段』一色さゆり著のどちらにしようか迷い中。柚月さんはもう一冊の方とどちらにしようか迷ったのですが、主婦が出てくるという設定なので、警察ものよりもそっちを読んでみたく思って選びました。最近の作家では柚月さんの小説を結構読んでいるわたしです。一色さんは初めて読む方です。
原田マハ著『風のマジム』、『雪の断章』佐々木丸美著、それぞれ文庫本。これも読むのを待っています。

あぁ、やっぱり本はいいなあ。