渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

A-2 ボンバージャケット ~AVIREX ビンテージ~

2024年12月21日 | open



うちの子どもの一学年上の
のA-2ビンテージレザーウエ
ア購入のサイズあわせ。

俺のAVIREX A-2 を試しに着
てみる、の図。

これでアメリカンSサイズな
のだから、いかに米国物の
のサイズがでかいのか、と。

かつての米国物のSは日本で
はL~LLに相当する。
ただ、インチサイズ表示の場
合、米国ビンテージには振幅
が多少ある。同じ42表示でも
ジャケットの場合、メーカー
によって多少大きさが違った
りする。デニムボトム程イン
チ表示は正確
ではない。
この画像の着用者は身長は私
より3センチ程低い170センチ
だ。痩身だが肩幅などは狭く
ない人。
それでも1970~80年代初期米
国製ジャケットのS表示でゆっ
たりサイズという現実。

これが上野商会が手掛ける頃
になると日本サイズ表示にな
るようなので、AVIREXの革ジ
ャンも年代により注意が必要
だ。実寸肩幅等は要チェック。
ヒューストン製(やや小さめ表
示)とは大きく異なる。

この画像のAVIREXビンテージ
のSで肩幅は55センチ実寸だ。
日本サイズでL~LLサイズ相当。
各個人の肩幅にもよるが、身

長170以上の今の日本人平均を
上回ると肩幅50センチを切る
ジャケットだときつめになる。

最近の街着ではきっつきつの
レザージャケットを着るのが
流行りのようだが、ボンバー
などのフライトジャケットは
軍事航空機搭乗員用なのでゆ
ったり目のサイズを着るのが
歴史的な実用上のセオリーだ。
なので、造りの着丈は
短めで
肩幅がゆったりと作ら
れてい
る。
バイク乗車時等の
実用性も航
空機搭乗の際の実
用的観点に
準ずるだろう。

街着で着る際もそのような実
用の要諦や美から離れた着方
は、「新たに創作された実用
的な歴史を見る事を外してい
る本質乖離の
方向性」という
点がある。

街着ファッションも、実用の
背景が不在の物は虚構が過ぎ
る。マジンゴーのアニキのネ
タ的固まり赤マフラーじゃな
いんだから。

オートバイ乗車を射程に入れ
たレザーウエアも、ピチピチ
の物ではなく、当然、自由自
在に身体を動かせるフィット
感の物を選ぶのが良策だ。
バイクの場合は実用がまず
第一義。
実用の美も、経年変化の用の
美も、そうした選択肢が背景
にあって初めて成立する。
そこに本物のファッショナブ

ルな着こなしの立脚点がある。
見た目だけのナンチャッテに
なると、それは着ても七五三
のお仕着せのようにどこか頓
珍漢な取って着けたような姿
になる。
ファッションとは、被服がフ
ァッションとして独り歩きは
決してしない。着る者が着て
初めて活きる。ミリタリーベ
レーなどはその現出がてき面

だ。わきまえない無頓着だと
全員がキノコ被りになる。

服は着る物。人が着せられる
物ではない。服に人が着られ
ているよ
うなパターンが一番
グハグでカッチョコ悪い。

AVIREXビンテージは最高の
着心地。これホント。
AVIREXの名称の意味は「空
の王様」。


防寒着として下に着ている
裾の長い陸上自衛隊制式ジ
ャンパーのJMA-1が見えて
いるが、それはご愛敬。

 

 




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