渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

斬鉄剣二代目小林康宏

2024年05月29日 | open
 
 
斬鉄剣二代目小林康宏作。
地鉄青く潤い、小杢目精緻
詰み、薄らと映り立つ。
匂い出来。
刃文直刃調小乱れ、あけぼの
のようよう白くなりゆく山
の雲の如くあかりて細く
たなきたる。
 
 
(映りが見えない人は目を
細めて光源を絞って遠目か
らご覧ください。肉眼での
日本刀鑑賞でも鋼の働きを
見るにはよく用いられる方
法です。
すると、刃文=焼刃の縁=
の上の鎬寄りの平地に薄っ
すらと熱変態による大き目
の牡丹丁子の陰影が見える
筈です。それが映りです。
日本刀の不思議の一つに、
乱れ刃には直調の映り、直
刃調には乱れ映りが出ると
いう傾向があります)
 
 

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