5月31日の「あの音のピアノ。」の日にレコーディングした曲。
えー、すいません。いつの間にか発売になっていて(笑)、どうやらアニメの「うみねこのなく頃に」というアニメのエンディングテーマソングになっておりました。
これは、へきるちゃんのバンドでご一緒させて頂いているJAKEさんに呼んでいただいたレコーディングだったんです。いきさつは、JAKEさんの日記にもー。
JIMANG(ジマング)さんというアーティストさん、カリスマ的人気を誇る方なわけですが、詳細はご本人のサイト、その他ネット情報でどうぞ。本当に、不思議な、なんとも言えない人間力のある方でしたよ。
楽曲はJAKEさんがBBS内でも「胡散臭さとカッコよさの両立がテーマだからね(笑)」と、仰ってますが、なんとも不思議な楽曲。そして、難しい(笑)!
JAKEさんが作って送ってくれたラフアレンジを、「ぬおっ、ど、どうなってるんだ?」と何度も聞き返ながら、譜面を横にしてみたり、ひっくり返してみたり。でも、その昔プログレ大好きだったこともあるので、こういうのに挑戦するのは、
・・・嫌いじゃない(笑)。
「なんかさ、ここだけ一瞬、突然クイーンみたいなピアノ入れて欲しいんだよね」という要望がありまして(結果、クイーンになってるかは・・・確認してください。僕としては、『お、こんなフレーズはどうだろう』って思いついたものなんですが、なんか厚見さんの影響が強いなぁ、と思ったりもするんですが(こちらの2:00~))、「このあたりはギンギンに歪ませたオルガンで埋め倒してね」と言ってもらったので、調子に乗って歪ませまくったら、レコーディング後にレズリーが壊れました(笑)。
でも、オルガンもそうですが(ちょっと歪ませ過ぎたかな、と反省しておりますが)、スタインウェイの重低音とかもね、とても気持ちよく録って下さってて、嬉しいです。
もう一曲の方では、「イントロは後で本物のチェロの人が来て弾くからね、まぁ、そんな感じを想定して弾いてね」というオファーがあったり(・・・そういうことはそんなに経験がないので、想定と言うか、想像しかできませんでした(笑))、「あと、Aメロのところは、ちょっと変なオルガンを入れてね」なんて。
変な音・・・そうだな・・・。と僕が選んだのは、最近個人的に流行りの、ちょっとパーカッションを利かせて、ビブラートをかけて、さらにレズリーもちゃんと廻してウネウネにしてた音でした。同じフレーズを木琴の音でも重ねてみたので、面白い効果になりました。ってか、不思議な感じになりました(こちら))。
いやー、しかし、怒涛だ。怒涛の楽曲だ。なんか、エネルギーを感じますな。
壊れたレズリーはすぐに直りましたが、「これ、一体、どんな使い方をしたんですか?」と言われました。「すみません。いえ、でも、普通です。・・・たぶん。・・・僕的には・・・。」って言いました。そしたら、
「・・・そ、そうですか。でも、こういう壊れ方は初めてですので、いい前例になりました」ってメーカーの方に仰っていただけたので、つまりね、このレコーディングでのオルガンの音が、これからの製品作りの役にもたったんですよ、という良いお話でした。
ほんまかい(笑)。
ではー。