ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




駅の売店でモノを買うことが結構あります。

まぁ、ちょっとしたガムやキャンディだったり、時には雑誌だったり。地方に行った時には、お弁当を買ったり、その土地の特産品なんかを買ったりもします。

「駅まで行けば」と期待してたのに、朝早くとか、夜遅くで、閉まっちゃってたりすると、けっこうショックだったりして。駅によっては、売店が無かったりすると、「お、おうーい」ってね(笑)。

最近、こんなニュースを見ました。

見出しは「スイスイ買える?キオスク復活にセルフレジ」。

記事には、こうありました。

「商品を買う客は、店頭に設置されたセルフレジに商品のバーコードを読み取らせ、「Suica(スイカ)」などの電子マネーで支払う。」

・・・ほほう。自分で、バーコードを。これは、ちょっとした、店員さん気分ですね。子どものころ実家でやっていたお茶屋の手伝いでしかレジ経験の無いぼくとしては、ちょっと興味があったり

でもね、記事にはこうも。

「キオスクでは従来、レジもなく、ベテランの店員になると、500種類にも及ぶ商品の価格を暗記。常連客が買う商品を予想して釣り銭を計算しながら客をさばくなど、「職人芸」の店員が多かったという。」

そうそう、おばちゃん凄いんですよね。しかし、500種類の商品の値段を記憶って。ビックリするくらい色んなもの売ってるのにねー。靴下とか、ベビー用品とか。しかも、とにかく何が来ても「はいはい」って(実際はそんな返事すらしないですけどね。・・・プロっぽい(笑))、瞬時に計算して、お釣りも用意してくれて、落とさないように上手い事渡してくれて(絶対にお札の上に小銭を乗せて出したりはしなそうだなー。あれ、受け取りにくい上に、落としそうでやなんですよね、僕(笑))。

こっちは電車に乗っちゃうものだから、急いでるわけですし、僕も経験ありますけど、選んでるうちに電車が来ちゃって、もう買うだけは買っても、お釣りなんて確認する暇もなく、ただ受け取って電車に飛び乗ったことだって、何度もあります。

それでも、おつりが10円でも間違っていたことなんて、一度もなかった。

しかも、「常連客が買う商品を予想」って。。読心術まで心得ていらっしゃるというね(笑)。

「これ買うね・・・。ほらね!」とか、「ちぃっ、そっちかー。外れた」とか、心の中では思ってたりするんですかね、クールそうに見えて。こっちもフェイントかけたりしてね。チューインガムを膨らませながら行って、ボンタン飴を買う、みたいな。「・・・むう、そうきたか!」みたいな(笑)。あはは、楽しいですねえ

 

でも・・・。

 

「しかし、売店にはレジがなく、在庫管理が行き届かないことなどが問題視され、05年にレジを導入、06年からは正社員の店員を順次パートなどに切り替えている。」

 

正社員を、順次パートに切り替えているって。

 

「切り替えている」、って。

 

モノじゃないんだから。さんざん、よく働いてもらっててさ。おばちゃんたちだって、みんな生活が、あるのにね。

 

で、在庫管理が行き届かないっていうけれど、じゃあ「勝手にバーコード通して、勝手にお金払って持ってって」なんて方式で、完璧に在庫管理できるんでしょうかねー。だれ一人、悪い事しないかなー。全部、バーコード通してくれるかなー。疑問だなー。監視カメラつけたり、そのうち、監視員置いたりしてね。

あれ、おばさんに払ってた人件費、そのまま今度は監視員に払ってる、みたいなことになったら、寂しいですねぇ。

何でもかんでも、自動化は。寂しいですねえ。

 

「これちょうだい!(ジャラジャラ)」「はい、180円のお釣りね!」

 

が、

 

「・・・(ピッ)・・・。」

 

うーん。・・・寂しいですねぇ。

 

今日はちょっと打ち合わせがあって、渋谷に。そこでの一枚です。

この写真のおばちゃん、いきなりカメラ向けちゃったから(いや、下向いてたんですけどね)、怪訝そうな顔してますけど、このあと「すいません、写真、いいですか?」って話しかけたら「あらやだ、なあに」って、笑顔を見せてくれました。

なので、ちょっとお話して、「じゃ、これ下さい」って、ガムを買いました。・・・出演料にしては(笑)、安くて申し訳ないですね

 

ではー。



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