ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




生春巻きに使った水菜がものすごーく余りまして、結果、

「いかん、ちまちま食べていては無くならないではないか

と、水菜サラダにしてみました。一応、ささみを湯がいたものが乗っておりますし、底の方にはキャベツも寝てます、

 

・・・が

基本的に「明日起きたら、水菜になってるんじゃあるまいか」ってくらい、水菜たっぷり。

食材を無駄にするのが、昔からとっても罪悪感。もったいないゾンビが出てきて、深夜に・・・え?しんや・・・、しんや、しんや、だんs・・・あ、いえ、何でもないです(笑)、

えー、

そう、深夜にゾンビが出てきてね、「きさま、水菜をダメにしやがったな。けしからん」と、無理やり僕を縛りつけ、盆踊りを見せつける・・・という、

 

まるで、そのー、あの、ほら、アレみたいな。

 

え?知りませんか?あの、映画。

 

死霊の盆踊り

 

もう、B級、C級をはるかに通り越して、Z級ホラー映画、史上最悪の映画と言われる、アレですよ。・・・って「はいはい、あれね。」ってご存知でしたら、あなたは結構な映画マニアですケンども(笑)。

(まぁ、興味のある方はニコニコ動画という動画共有サイトで観れますので、よろしかったらこちら。ログインにはID(登録無料)が必要です。)

 

なんとなく、観たくはないけど、ちょっと興味はある、という方は、この映画を紹介しているサイト(ほかにも結構あります。なんたって、「史上最低の映画」ですからね。ある意味、・・・No.1ですから(笑))で、写真と解説でお楽しみください。こちらのサイトでは、「映画として失格」と烙印を押されています(笑)。

 

ほんとね、

 

「おいっ!」

 

って何度思うことか。いや、思わず口に出して言ってしまうことか(笑)。

 

まぁ、一つの「人生のおもしろ体験」としてですね(おもしろいかな(笑))、僕は一度くらい観てもいいんじゃないか、と思いますけれども。でもどうかなー、どうなのかなー。薦めておいてアレですけれど(笑)。

 

 

ちょっと話が変わりますが、最近観た映画で「イラク-狼の谷-」というものがありました。トルコ映画です。

イラクのアメリカ占領下、占領に抵抗するイスラムとアメリカとの確執、戦いを描いたものです(でも、別にずーっとドンパチドンパチの戦争映画ではないです)。詳しい解説はこちらのサイトにお譲りしますが、この映画は、面白かった。非常に興味深かったです。

なんといっても、見所はイスラム経、キリスト経、そして、ユダヤ経という、同じ「聖書」を信じている三つのいがみあう宗教の特徴が、役者の台詞を通して、けっこう解りやすく描かれていた点です。

「みんな聖書信じてるんでしょ?それで、なんであんなにケンカしてんだろ」って遠く離れたところで思う、僕ら宗教に疎い日本人だからこそ、こういう映画を、観ておくのはいいと思います。ニュースとかの見方もかわりますよ。

僕たちは、普通にしていると、アメリカを通した、というか、むしろアメリカの立場にたったニュースでしか情報を得られないのですよね。だから、こういう映画を観ると、ある意味目からウロコだったりもしますし、あのテロのニュースに、妙に納得したりもすると思います(同様の映画に以前ご紹介した「パラダイスナウ」がありました。パレスチナとイスラエルの問題を描いていました)。

もっとも、納得したからと言って、目には目を、ではダメだということはもちろんですよね。テロはダメです(まともな生活が出来なくなりますよね)。でもだからと言って、「テロ支援国家を潰す!」って、仮にも他国に土足で上がって、最新兵器で無関係の人を人として扱わずに虐待したり、殺しまくるような真似もいけない。イラク(結局、アメリカが拠り所としていた証拠だった『大量破壊兵器』は出てこなかった・・・)でも、今のアフガニスタンでも、そんなことばっかりですよね。

 

劇中、イスラム教の導師(とっても冷静な、公平な考えを持った人として描かれます)が、「我々がコーランの教えを忘れ いがみ合っていることが問題なのだ。自爆テロを繰り返せば ますます我々は弱くなる。」と言います。

ただ、この映画を観ると「もー限界だ!何が何でも、殺してやる」と思う、イスラムの人たちの気持ちが少し解る気もするんです。「だって、こんなことされたらな」って。それを、イスラムの人って怖そうだなー、なんか、字は読めないし、言葉も通じないしね、とかって、最初からまるで解ろうとしないのは、間違いだと思うのです(これも変な宗教にヤラれちゃってるのと一緒で、ある種の情報操作にヤラれている証拠ですね)。

とにかく、イスラム人がこれだけ怒るのは、もしかしたらそれだけのことをした人間(ないし、国)がいるから、なんじゃないか?って、一度ちょっと疑ってかかってみるのはありだと思うのです。

この映画で描かれるアメリカ人、サムのやったような所業が、本当にあるのだとしたら・・・(ひどいですよ、本当に)。

 

ちなみに、この映画のサム役は、あの「タイタニック」で、ケイト・ウィンスレットのいけ好かないお金持ち婚約者を演じたビリー・ゼインです。

 

こうして見ると・・・、多分普通に会ったら見とれちゃうくらいかっこいいかもしれないなぁ、と思うんですが・・・、しかし、映画の中の彼は、ほんっと憎たらしい(笑)。でも、悪役が憎たらしくなければ、いい映画とはいえませからね。。その点、この人は、最高の「悪」役者さんです。

 

さて、・・・死霊の盆踊りでも見るかな(みるんかいっ)。

 

うそです。二度観る人はいないでしょう。そんな映画です(笑)。

 

ではー。


---追記。---

そうそう、「イラク-狼の谷-」の劇中に、「サダム・フセインが持っていたピアノ」なるものが(けっこう重要アイテムとして)登場しますが、


・・・あれは、ないです(笑)。


明らかに鍵盤の大きさがおかしい。あんなピアノ(風なもの)は、実際には弾けないですよ。

トルコの人、誰か一人くらい「これ、ヘンですよ」って言わなかったのなぁ。あれでは「トルコ行進曲」、弾けませんって(笑)。


ではー。



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