がっこーに遊びにきてくれた、まだ21歳になったばかりの元教え子が
「いやあ、僕はいいんですよ。もうこの歳ですし、こうしてキーボード弾いて楽しく生きて来れましたから」
と言いました。
「バカ言え。困るんだよ。オマエたちには、これからもっともっと、いい音楽に触れてほしいし、作ってほしいし、いろんな思いをして、人生を楽しんでもらいたいし。ってか、これからが、やっとの年齢じゃん」
「ですね。でも、今の日本って、戦時中とかみたいですよね。なんか、色々信じられないですよ。」
「ほんとだよね。政府や文科省、気象庁とかの官庁の発表がこんなにも二転三転してるって、どうかと思うよねえ。」
「そうそう。で、ニュース見てると、震災や原発の話のすぐあとに、◯K◯の総選挙速報とかやってるし、もう、どうなんでしょうねえ(笑)」
「・・・まあねえ。でも今の状況を考えるとだけど、捉えようによっては、なんかさ、あのタイタニック(映画)の、ほら、あの沈没するギリギリまでお客さんを楽しませようとしてた楽団員に見えなくもない、という」
「うわあ、そう思うと辛いっすねえ。」
こんなような会話をしつつ帰ってきて、
ひたすら、片付け。
明日、やっとテレビやネットが開通する予定です。
まあ、特別、なければないで、大丈夫なような気もしますけどね。
勿論、iPodでネットは出来ますが、よくも悪くも、色々と、こう、繋ぐと流れ込んでくる、という部分もあるなあ、とも思います。抗えないようなものでもあり、でも、なんだろうか、とも思います。
僕が、教え子の歳、21歳の頃には、無かったもの。
不自由だったとは、ひとつも思わなかったですよね。
ここへ来て、本当に必要なものは、やっぱり、平和な社会と健康と、、、そういう根源的なものなような気がします。
ではー。