CPの電源を自作するにあたり、改造元にするACアダプターを購入する必要があったのですが、
これがなかなかドンピシャなものが見つからず、「さすがにここなら」と、秋葉原のショップの数軒にも問い合わせしてみたのですが、
「200個単位なら」なんて。
「・・・いや、あのう、欲しいのは2個、なんですけど」って、言うと、
「2個かあー(笑)」
そんなやりとりもあり、結局、オークションで探してみたところ、運良く、見つかったんですね。
一つは、大阪の方から、一つは、青森の方から購入しました。
その青森の方から送られてきた小包には、送料270円分の切手が貼られていたわけですが、
これがね、なかなかに興味深く、いわゆる小額切手が、ずらずらずらーっと貼られていたのですよ。一番大きいので、50円切手が一枚。あとは、全部それ以下のもので、20円、10円、5円、3円、そして1円。
最終的に、ぴったり270円になるようになっていたのですが、なかなかに懐かしく、また、壮観でした。
ところで、この一円切手の肖像の方は、どなたでしたっけ。
はてー。
ご存知の方、いらっしゃいますでしょうか?
・・・はい、調べてみました。
こちらのお方、前島密(まえじま ひそか)氏とおっしゃっる天保~明治期の政治家の方で、郵便制度の創設者の一人とのことです。
なんと、「切手」「郵便」「葉書」などいう言葉を制定されたのは、この方なのだそうです。
それまでは、そういう言葉が無かったんですねえ。
で、
「うわー、なんだか懐かしいなあ。そーいや、子どもの頃って、葉書は20円で出せたなあ。しかしよく1円切手なって、お持ちだったなあ。マニアの方だったのかなあ」
と思ったら、
なんと、今でも売ってるんですね。(こちら)
3円、5円の切手も売ってる。なんかすごいぞ。
調べてみましたら、2002年に、発売が停止された普通切手、というのがありまして、
2円 - 秋田犬
4円 - ベニオキナエビス
9円 - シオカラトンボ
15円 - ミカドアゲハ
18円 - テントウムシ
40円 - 菜の花ともんしろちょう
40円 - バイ貝
60円 - 平等院梵鐘
60円 - リンボウガイ
190円 - サギソウ
210円 - 埴輪
250円 - 古瀬戸黄釉狛犬
260円 - 一字金輪像
300円 - 金剛峯寺恵喜童子像
310円 - 東大寺戒壇院広目天像
360円 - 薬師寺観音菩薩立像
390円 - ツユクサ
400円 - 天灯鬼
410円 - 色絵藤花文茶壺
430円 - タチツボスミレ
600円 - 広隆寺弥勒菩薩半跏像
700円 - 四季花鳥図
1,000円 - 吉祥天立像
などなど。
秋田ケン、バイ貝、埴輪、うむうむ。
310円や430円の普通切手・・・興味深いですなあ。
でも、これだけの切手がいきなり発売停止になったときは、マニアの方は寂しかったでしょうねえ。
モーグとオーバーハイムとプロフェットとPPGとが、いきなり「来年でシンセの発売、ほとんど止めます。あとはカシオトーンでどうぞ」
みたいな感じだったのかなあ・・・・。
まあ、それとは、違うだろうなあ。
ではー。