さてさて、今日から、いよいよグランドピアノでのリハーサルございます。
TAKUROさんも、「お、来ましたね」と。
どのくらいサウンドが変わるのか、楽しみでございましたが、
まあ、なんといいますか、
・・・全然違うじゃん(笑)。
としか、言いようがございませんでした。
カワイのMP9000(とMP9500)は、もうここ15年ほどに渡っての、僕のお気に入りのデジタルピアノです。
今発売中のキーボードマガジンでもこんな、もう(新品では)売っていない古い機種をお薦めしたほどなのですが、
緑ちゃん倶楽部の会員様にもお薦めして、大学の学生たちに至っては、特にS足学園大学のキーボード専攻に限って言えば、7割以上の学生が購入したという(笑)。
勿論、もうお店では手には入らないので、
「オークション、出たよ」
と、学生の知らせるわけですが、そうすると、すぐに買ってしまうのです。
今も、「待ち」の学生がいるのです(笑)。
でも、よく、参考にこのYoutubeの2分半ほどの動画を見せるのですが、
https://youtu.be/n6Y3EkRFwNc
だいたい皆、最初の1分も聴くと「うわ、これは」といって、
「(オークションで)出たら、買います買います」というのです。
実際、こんな音で鳴ってくれるデジタルピアノは、今でも無いですからね。
ですが、
ですが。
グランドピアノは、まったく別ものなのでございました。
詳しくは、語ると長くなりそうですので、明日も最終リハーサルがありますので今夜はやめておきますが、
とにかく、生楽器は別物、たぶん未来で開発される世界最高のアンドロイドがあっても、でも、やっぱり生身の人間との違いはあるよね、という感じです。
やはりトーンホイール方式のヴィンテージのハモンドオルガン、80年代までの、ヴィンテージアナログシンセもそうなのですが、
やはり、どこか、
不安定であること、
不確定であること、
が大切なのだと思います。
調律だって、厳密に言えば、やはり1分前とは微妙に違っているのですからね。
材質である木だって、刻一刻と変化しているわけですよ。
僕たちも、勿論、1分前よりは、老けて・・・って言っちゃいけないですね、熟成されているのですが、
同じなのです。
生ピアノという楽器は、「生」と書くだけあって、
・・・生きているのですよ。
勿論、プレイだって、全然といっていいほど、変わってきます。
感じ方が変わるので、自然と変わっていくのです。
これから、会場ごとに一台一台、全部違うピアノなのですから、
いやはや、これは。
楽器に弾かされてしまう部分も、多いと思います。
当然、ライブが、一層楽しみになりました。
もう、皆さんに、見て頂きたいです。本当に。これは。
ではー。