
どうも、「川村ケンの引越しはこんな感じ」へようこそ。
さて、いよいよ、明日から、引越しが始まります。
例えば遠方などへ引っ越す場合など、大きなトラックに全部の荷物を詰め込んで、一度に、一日で、という引越しもあると思います。
勿論、やろうと思えばそれも可能でしょうが、僕は今までの十数回の経験からですね(エッヘン、オッホン
(笑))、
少し段階的にやるのが、精神的な負担も少なく、効率も良いことがわかったのであります
。
まずは、引越しの簡単な流れを、僕なりのポイントを交えつつ、見て行きましょう。
およそ、何度やってもこんな感じですから、引越しを検討されている、または、いつか引越しをするかもしれない、と思われている方は、参考になさってみてくださいませー
。
引越しは、結構突然、その気になるものです(笑)。
・・・僕の場合だけかもしれませんが、でも、例えば半年前から考えていて、ようやく・・・というようなことは、入学や入社などの生活が変るタイミングでの引越しを除けば、稀ではないでしょうか。
なので、ここからはある程度、勢いが大切です。
引越しでは、まずネットや不動産屋さんなどで情報を集め、紙資料で気になる物件が見つかれば、内見(下見)させてもらいます。
早ければ、例えばネットに出ている物件に問い合わせの電話をして「この〇〇の物件、まだありますか?今日、見れますか?」と言っても、結構大丈夫なケースが多いです。運が良ければ、その日のうちに、気に入った物件に出会えて、引越しが決まってしまうこともあります。これ、結構あります。
なので、「引っ越そう」「調べよう」「電話してみよう」「内見してみよう」「あ、いいじゃん。ここにします」まで、半日でした、なんてケースもあります。
・・・今回の僕のケースはこれです。
電話で予約した内見の時間が夕方だったので、その前に飛び込みで不動産屋さんに入って、一軒だけ見てみましたが、結局は、最初に問い合わせた方の家にしました。
(ちなみに、この飛び込みで入った不動産屋さんで対応してくれた方が、たまたま、今の部屋を借りる時に、最後まで競合して比べていた家を探してくれた方だったのです。転勤になって、別の街で勤務されていたのですが、「あ、前に一度、ご案内してますよね?」「あ、あの時の!」なんて感じで、不思議でした。結果的には、またその方の紹介の物件は借りなかったので、お互い「またもや、すみません・・・」だったのですが)
ネットなどに出ている物件は、ものによっては、客寄せダミーみたいな物件があることもあると言われますが、・・・とにかく問い合わせてみるのがいいと思います。
住宅情報関係の雑誌、タウン誌なども、おおよその相場などを見るのには良いのですが、やはり情報がやや遅いのか、これこそ、「ああ、もう決まってしまいました」と言われるケースが出てくるかもしれません。
出来れば、まずはネットで、幾つかの不動産関係のサイトを検索するのがいいと思います。
なかなか気に入ったのが無ければ、それに近い家賃や広さの家を扱っている不動産屋さんに電話して、メール(かFAX)で、物件を流してもらう(教えてもらう)といいと思います。早ければ1日、遅くとも2~3日で、数十件は集まります。
あと、不動産屋さんも忙しいと熱心に探してくれないケースもありますので(特に電話だけだと「はいはい、では探してみましょう」というだけで、一枚も送ってこない不動産屋さんもいます。見つからなかったのかもしれませんが・・・。まあ、こういうところとは、縁が無かった、ということです。)、実際にお店で、自分で紙資料(分厚い資料を束ねたものが必ずあります)を、延々1~2時間、なんならお茶でも出してもらいながら(笑)、じっくり探すのが楽しいです。不動産屋さんは、「貸したい物件」は覚えていて積極的に紹介してくれますが、全部をいつもチェックしているわけではないので、不動産屋さんが知らない掘り出し物を発見することもよくあります。
結果的には、ネットや本よりも良い物件が見つかることの方が多いので、とにかく一度実際に住みたい街や沿線に行って、何軒か不動産屋さんに入ってみるのが良いです。お店の雰囲気や対応も大事です。ぞんざいだな、と感じるようなお店は、すぐに出てしまいましょう。
部屋探しは、自分が探している以上、他にも同じことをしている人はいるはずと考えてですね、サクサク動くことが大事です。30分も違えば、ほかの誰かが予約をしてしまうケースもありますから、善は急げです。
“残り物には福がある”こともありますが、おまんじゅうなどと違って、住宅の場合スパンが何年単位ですから、一度逃せば、二度とその物件に入ることはないでしょうから、“逃した魚は大きい”、となるほうが痛いです。
ただ、妥協はあまりしないほうがいいと思います(ポイントはまた下に書きます)。
毎日帰って来る家です。毎日、そこで寝て、そこで起きる部屋です。大切に選びましょう。
どんなに気に入った服だって、毎日は着ないでしょう。どんなに好きな食べ物だって、毎日は食べないでしょう。
でも、家は、毎日のものです。しかも、誰にとっても、家賃は決して安いものではないはずです。収入の三分の一が目安、などと言われますが、それよりも多い家賃を払っている人も多いと思います。
ならば、それだけのバリューのあるものであって欲しいですよね。
・・・なんか語りが熱いな。さすが、引越し最中だ(笑)。
なので、出来るだけ、気に入ったものを選びましょう、ということです。
隣人、騒音問題など、短い内見だけでは判らないギャンブル要素も少しはありますが、まあ、ここは運任せで。
週末とウィークデイでは、その建物や周りの環境も違いますから、何度も内見にいければいいですが、
その前にその物件は無くなってしまっているかもしれませんし、そもそも、そんなに悩むくらいなら、違う(住むべきところは、そこではない)のかもしれません。
いい物件は、結局、「ピンと来る」ものだと思います。最後は、直感を信じて、行っちゃってください。
ただ、内見のポイントは沢山あります。
まず間取り。部屋そのものは、用途、必要に応じて、人それぞれですね。
僕は、楽器を置く部屋の環境に心配があったら、見送りです。
やはり、ある程度安心して音が出せる部屋が確保できることが第一条件です。
あと、キッチンがとても大切です。これまた毎日のことですからね(笑)。
コンロは三つあるか。グリルはあるか。もしかして、ガス・オーブンがあったりして(今のところはこれでした)?などなど。
大家族でなくても、一つだけのコンロでは、どうしても料理はままなりません。コトコト煮込んだり、保温の為の小さな三つ目のコンロが役立つことは、とても多いのです。
あと、シンクの広さも大事ですね。あまり小さいと、お鍋が洗えないとか(笑)。寸胴はどうする、風呂場で洗うのか、とか(笑)。
水も、勢い良く出てくれるのがいいです。お鍋やパスタパンに水を張るのに、いちいち長い時間がかかるのは、せっかちな僕には辛いのです(笑)。
同様にシャワーの出も、内見の時にはチェックしたいポイントです。
チョロチョロ・シャワーとナイアガラ・シャワーでは(そんな呼び方は無いですが)、シャンプー時のすすぎの時間が大幅に違ってきます。どんだけせっかちなのか(笑)。
そして、収納。これは多いに越したことはありません。逆に、いくら広くてもクローゼットが無い、とか、小さいのが一つだけ、などでは、結局部屋にモノが溢れてきます。住んでいれば、モノは必ず増えていきますので、最初は収納スペースにモノが半分くらい、部屋はすっきり、必要なもの以外何もない。くらいが理想ではないでしょうか。収納は、見えない場所ですが、実は部屋選びの要でもあると思います。
窓のカタチや景色などは、お好みですよね。ただ、カーテンって、結構お高い上、窓サイズやカタチが多用な昨今、使い回しが効かないので、窓を見たら、「窓・・・カーテン!」と連想しながら(笑)、部屋を見てください。大きな窓には、大きなカーテン、カッコイイ造りの窓には、カッコイイ(特殊な)カーテンが必要なのです(引越しのたびに、けっこう苦労します)。しかも、丈詰めなどには時間もかかりますので、真っ先に準備しておくべきものの一つです。カーテンの無い部屋に住むのは、素っ気無いのもありますが、朝も夜も、結構落ち着かないものですよ(←経験者)。
長くなってきたので、内見ポイントは以上です。
コンロ、水の勢い、カーテン、です(ほんとかよ(笑))。
そして、以上が気に入れば「ここにします」と不動産屋さんに言います。
お店に戻って書くか、FAXなどで「入居申込書」というのが送られてきますので、これに記入して返送してはじめて、物件が止まります(他の人がダブって借りないように出来る)。
ただ、この時点では、まだ借りられるかは判りません。審査、というものがあります。仕事、収入や、(あれば借金、ローンなどや)、保証人の有無などがチェックされ、印鑑証明や住民票などのコピーなどを送って、それらを元に、不動産屋さんと大家さん、両方のOKが出て、初めて入居できることになるのですね。この間、短くて1~2日、長いと1週間とかかかることもあります。
気に入った物件に住めるかどうか、ドキドキする時間です。時には面接、なんてこともあります。
僕も過去に一度だけありました。「大家さんが『一度お会いしたい』、と仰っているので」と言われ、これまた緊張しましてねー(笑)。まあ、なんとかクリアはしましたが、なんだか、査定されてるようで、アレなものですねー。企業などの面接なども同じような気持ちがするのでしょうか。お酒でも飲みながら「やあ、どーもどーも
」ってやれたらいいのに(笑)。
希望入居日も、早めに伝えておきます(リフォームなどのスケジュールに影響します)。もちろん、日割りで家賃が発生するので、無駄の無いように引越し計画を立てましょう。
さて、そんなこんなで、契約が決まると、契約日といのが設定されまして、たいていは不動産屋さんに出向いて、重要事項説明書というのを前に、1時間くらい、「本物件には、〇〇という付帯設備があり、甲は乙に・・・」「入居中、これこれ、こういうことはしてはいけません」とか「部屋を出るときにはクリーニング代として・・・」など、色々決まりごとを読み上げられて、それを聞く、という時間があります。「自転車は部屋の前に置いていいのですか?」とか、「お客さんがベランダでタバコを吸うのはありですか?」とか、細かいことも聞いておくといいです。トラブル防止の為の説明会のようなものですね。「部屋の前の花壇の手入れは入居者がすることになっていますのでよろしく」なんていう、「えっ
?」な話なども出てくるので(笑)、良く聞いておきましょう。
で、入居日の前日(の夕方)には、いよいよ鍵がもらえます。この前日、というのは、事前の掃除などの為に好意で入れさせてくれる日なので、保険などの適用外となりますので、注意が必要です。・・・って、なんのブログだ(笑)。
で、僕の場合、明日、鍵がもらえるのです。なので、明日は、簡単な掃除とチェック(入居時に何か不具合がないか、間取り図に書き込んだりして、チェックをするのです)、それから、自分のクルマで日用品などを運び込む予定です。都内ですが、まあ、何往復かは出来るので、細々したものは、およそ運んでしまおうかと計画しています。第一便の荷物は、もう、積んであります
。
そして明後日は、京都出身長髪金髪のMが手伝ってくれまして、主に楽器の移動を始めます。エレピやオルガン、パソコンを含めた周辺機器、精密機器などを運び込む予定です。こういうのは引越し屋さんより、自分でやった方が安心ですものね。おそらく、これで一日は潰れるでしょう(笑)。
そして明々後日。山場です(笑)。京都Mに、さらにへきるちゃん現場などで一緒に仕事をしているマニュピM(頭文字が一緒だ)くん、そして、やはりへきるちゃん現場でお世話になっているSくんという、楽器のプロたち三人に手伝ってもらって、いよいよ海月の移動です。マニュピMくんが、ゲート付きのショートトラックを持っているので、これを使わせてもらっての移動です。ゲート、ありがたいです。
なお、海月の移動に関しては、これだけで一日分のブログになる話ですので、今日は詳細は省きますが、・・・とにかく、本当に山場です。
実はここ一週間、すでにこの為に、相当な人数の方々の手を借り、ご迷惑をおかけし、ようやく今日、その移動計画の目処が付いたところであります。この計画を失敗させるわけには行きませんので、とにかく頑張ります。10日、天王山です
。
他にも、人手がいた方がいい楽器がいくつかありますので、これも10日に引越しさせます。
そして、11日、予定では、この段階では、残りは大物家具と、棚やダンボール類だけになっている予定です。これらと、インチキテレビを、大型のトラックで来てくれる引越し屋さんに頼みます。
最後に、じゅうたんを畳んで粗大ゴミセンターに持ちこんで(じゅうたんも、使いまわしがきかないですねー)、終了です。
リサイクル家電、粗大ゴミにも、費用がかかります。事前に調べておかないと、いざ、思いがけない出費になりますので、ご注意を。
アロマでも置いておくような小さなテーブルでも(木製、一番長い一辺が50cm以上)、家族6人で座ってご飯を食べる座卓でも、折りたたみの小さなパイプ椅子も、オフィスで使うようなキャスター付きの大きな椅子も、ぜんぶ500円だったりするので、捨てるものによってはお得感があったり、「なんでこれが・・・」という気分になったり、色々です(笑)。例えばベッドは、どんなに大きくても引き出しが100個ついてても、とにかく一つ1000円ですが、そこに乗っているベッドマット(スプリング入り)は、どんなに小さくても、薄くても一枚2200円かかります。
色々、面白いです。
さて、ラスト、もう少し整理にはいります。
引越しは、大変ですが、楽しいです。
と同時に、楽しいですが、大変です

(笑)。
・・・でも、
そんなこといってたら、本当に本当に大変で、本来でしたら、しなくてもよかった引越しを余儀なくされていらっしゃる方々に申し訳ないですね・・・・。
頑張ります。
ではー。