稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

あとは信じて打ち切る(木曜会定例稽古、2019年4月18日)

2019年04月19日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時15分過ぎまで。今年12回目。
参加者20数名ほど。

---始礼でのお話---
審査では先の気位、礼法、構えが重要になってくる。
相手よりも先に(相手を見つけ)自分の気持ちを作る。
稽古の前から背中を作って姿勢を整える。
3歩出る時は風を切る勢いのイメージで前に出る。
あたかも自分の回りに渦巻きが出来るようなイメージ。

発声は構えを作った時でも触刃の間合いでも良い。
交刃になってから発声すると気が抜けてしまう。
交刃の間で相手が発声したら直後(息を吸い込む最中)に間合いに入る。
発声は相手より後に、相手の1.5倍の声を出す。

---(本日の稽古内容)---
稽古は、面を着けずに素振りから。
面を着けて切り返し、正面打ち各種。
一歩入って、出頭面、出小手、相小手面、返し胴。

---稽古中でのお話---
3分の1の人は切返しが打ち切れていない。
打ち切る前に返そうとしてしまっている。
(→右手を左手付近にスライドさせて打つ切返しを行った)

足が前に出ない人がいる。中には戻る人もいる。
体は前傾させず、足を出してもコンパスの上に垂直に体が乗るように。
右足を高く上げると腰が折れてしまう。最後まで床を擦りながら前に出す。
遠くから打つ練習ではないので間合いを近くして崩さずに打つように。

少し前かがみになるだけで相手は打たせてくれない。
下半身から出た技は結果的に速い打ちになる。

反応の無い相手の場合は思い切って懐まで入って打つ。

相小手面は、生死ギリギリの間で小手を見せるから相手は小手を打ってくる。
間合いに入って竹刀をちょこちょこ動かさないこと。「静中の動」の技。
竹刀がお互いピタッと触れ合ってる中から動きを見せるので相手が打ってくる。

礼をして蹲踞して立ち上がって構えて発声して交刃、
そして右足スイッチを入れるまでが剣道である。
スイッチを入れたら打ち切ること。
打ち切ったあとは外れても残心をしっかりとすること。

---出頭面、出小手、相小手面、返し胴の稽古で---
審査のつもりで行う。懸かり手は必ずスイッチを入れること。
能動的に自分から攻め入ってスイッチ入れて打突すること。

---終礼でのお話---
スイッチを入れるまでが剣道。
最初から打突部位を狙っていくわけでは無い。
スイッチを入れたあとは体が(自動で)反応してしまうものである。


(稽古前の風景-1)


(稽古前の風景-2)


(面を着けずに素振り)


(稽古終了後の風景-1)


(稽古終了後の風景-2)


【感想・反省点】

最近の稽古で心がけていること。
思い切って右足スイッチを入れるようにしている。
小さく出して、そこから床を滑らして打つ方法と、
大きく出して、一瞬の間を置いて打つ方法と、間を置かないで打つ方法だ。

「当らないんじゃないか」とか「返されるのではないか」という雑念は無い
・・・とは言えないが、「返されても良い」という気持ちに変えてきた。

返されても良い」と思うと、思い切った技になるみたいで、
以前より返される確立が少なくなったような気がしている。
スイッチ入れたらあとは信じて打ち切るまで・・だ。

本日の稽古。夢中になると時々左足が横を向いているのが自覚出来た。
コメント
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