稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

審査直前の稽古(木曜会定例稽古、2019年4月25日)

2019年04月26日 | 剣道・剣術
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時15分まで。今年13回目。
参加者25名ほど。

私は別枠で初心者O野君の指導。
別枠で、全体の流れに一応沿いつつ基本打ちを繰り返す。
指導の合い間に師匠のお話を聞く。

---始礼でのお話---
審査は、やってきた以上の事は出てこない。
集中して思い出して出し切るように。
前日は炭水化物を摂る。
当日は立合いの5時間前に食事を済ませ、立合う1時間前に
ユンケル黄帝液かゼナで、たくわえたグリコーゲンを燃焼させる。
会場で知り合いに会っても相手にしてはならない。
当日に「形教えたろか?」などと言ってくるのは貧乏神。

---(本日の稽古内容)---
稽古は、面を着けずに素振りから。
面を着けて切り返し、正面打ち各種。

元立ちは、懸かり手が準備が出来たら、面、面、小手、面を打つ。
懸かり手は自分から一歩入って、元立ちを誘い出し、出頭面、出小手、相小手面、返し胴。
打ち切ること。残心を取ること。

1分半の回り稽古。
七段受審者と六段受審者は別枠で回る。
六段受審者のみ1分間。

---稽古中でのお話---
素振りひとつでも大切である。
間違った素振りは意味が無い。
先が走るように。ヒカガミが伸びるように。足は大きく。

基本的な稽古でも審査の気持ちで行うこと。
スイッチを入れるまでが剣道。そこから先は捨て身。
打つ時に勝負をするのではなく打つ前に勝負をしておく。

審査は、届かなくても当たらなくても、しっかりと打ち、残心を示す。
小手は鍔から肩まで、面は面布団から面布団まで、胴は脇から垂れまで。
試合ばかりしてきた人は、当たらなかった瞬間に残心を止めてしまうことがあるが、
審査では、当たらなくても、打ち切って残心までしっかりと示すことが大事である。
審査では打ってから詰まってしまうことが多いので引き残心を意識して行うこと。
中途半端な打ちから残心は生まれない。打ちは決め切ること。

返し胴は思い切って相手の懐まで入ること。
相手が動かない場合はそのまま面を打つ。

最初の10秒で相手を観察することが大切。
しかし気後れして、相手に入られては何にもならない。

---終礼でのお話---
体調管理には気をつける。
会場に1000人居たら、その中で一番大きな声を出す。
遠間、触刃の間で、十分相手を観察し、そこから能動的に自分から攻め入る。
そこで気後れしないためにも発声はとても大事である。


(3人1組で基本打ち)


(スイッチを入れるまでが剣道)


(一歩入って、出頭面、出小手、相小手面、返し胴)


【感想・反省点】

最後の回り稽古だけ参加したが、
木曜会の基本から外れた打ちも数回出てしまった。
お互いが先の気位を持とうとしている場合は、
どうしてもガチャンコになってしまうことがある。
合気の上から乗るのか、そこを捉えて返すのか・・・
いやはや、木曜会の稽古は面白い。
コメント
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