こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その3)
「その頃、焼肉店に限らず、いろいろな店が多店舗展開を始めましたので、自分もやってみようと考えました。味にも自信があったし、自分にはその経営センスもあると信じていました」
その自信通り、1年位1店舗ずつ増やし5年ほど前に5店舗体制になった。
さらに増やそうと隣県にも数店舗作り、有頂天になったときにリーマンショックが起きた。
リーマンショックは、こんな地方の小さなチェーン店にまでくらい影を落とした。
どんどん客数が落ち、それをカバーしなければならない客単価も低くなっていった。
客単価を上げるためには、メニュー構成を変え、高級化しなければならない。
さらには味にもひと工夫、ふた工夫も必要だったが、多店舗展開のひずみか、味は均一を望むためにある程度で落ち着いていた。
それをさらに引き上げていこうとする職人がすでにいなかった。
味もマニュアル化されたものしかなく、新しい味には、オーナー梶本本人が挑戦しなければならなかった。
初心に帰り、まず不振店を整理し、何とか赤字を出さないでがんばることができる5店舗に戻った。
そうして何とか今までこの5店舗態勢で、それ以上の多店舗化にも臨まずにやってきたが、去年、今年と続いて起こった事件で相当なダメージを受けてしまった。
まずは宮崎県で発生した口蹄疫。
それが収束した頃には3.11の東日本大震災、さらにそれに輪をかけて大きかった5月のユッケ中毒。
すべて梶本の店とは関係ない事件ではあったが、その波は大きかった。
5店舗体制を縮小しなければならないところまできた。
そういうときに本田の存在を知ったのだ。
本田に賭けてみることにした。
それでもダメだったら、本店のみ残して再出発する気でもいた。
「だいたいそんなところです、本田さん」
「そうですか、トリプルパンチですね。自分と直接には関係のないところからの影響というのは本当にダメージを受けますよね」
「ええ。一時はもうダメかなとも思いましたよ」
「それでもまあやめなかったのは、やはり意地ですか?」
「いや、意地とかなんとかというよりも、やめるというのも勇気がいるもので、今はそんな勇気さえなくしているというのが、本音です。なんとかできますかね、本田さん?」
「さあ、私にもそれは、わかりません」
<4>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「その頃、焼肉店に限らず、いろいろな店が多店舗展開を始めましたので、自分もやってみようと考えました。味にも自信があったし、自分にはその経営センスもあると信じていました」
その自信通り、1年位1店舗ずつ増やし5年ほど前に5店舗体制になった。
さらに増やそうと隣県にも数店舗作り、有頂天になったときにリーマンショックが起きた。
リーマンショックは、こんな地方の小さなチェーン店にまでくらい影を落とした。
どんどん客数が落ち、それをカバーしなければならない客単価も低くなっていった。
客単価を上げるためには、メニュー構成を変え、高級化しなければならない。
さらには味にもひと工夫、ふた工夫も必要だったが、多店舗展開のひずみか、味は均一を望むためにある程度で落ち着いていた。
それをさらに引き上げていこうとする職人がすでにいなかった。
味もマニュアル化されたものしかなく、新しい味には、オーナー梶本本人が挑戦しなければならなかった。
初心に帰り、まず不振店を整理し、何とか赤字を出さないでがんばることができる5店舗に戻った。
そうして何とか今までこの5店舗態勢で、それ以上の多店舗化にも臨まずにやってきたが、去年、今年と続いて起こった事件で相当なダメージを受けてしまった。
まずは宮崎県で発生した口蹄疫。
それが収束した頃には3.11の東日本大震災、さらにそれに輪をかけて大きかった5月のユッケ中毒。
すべて梶本の店とは関係ない事件ではあったが、その波は大きかった。
5店舗体制を縮小しなければならないところまできた。
そういうときに本田の存在を知ったのだ。
本田に賭けてみることにした。
それでもダメだったら、本店のみ残して再出発する気でもいた。
「だいたいそんなところです、本田さん」
「そうですか、トリプルパンチですね。自分と直接には関係のないところからの影響というのは本当にダメージを受けますよね」
「ええ。一時はもうダメかなとも思いましたよ」
「それでもまあやめなかったのは、やはり意地ですか?」
「いや、意地とかなんとかというよりも、やめるというのも勇気がいるもので、今はそんな勇気さえなくしているというのが、本音です。なんとかできますかね、本田さん?」
「さあ、私にもそれは、わかりません」
<4>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
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