こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その4)
「え? そんなこと言わないでくださいよ」
「だって私にもどうしようもないってこと、ありますよ」
「え? じゃあうちはもうだめ、なんですか?」
「そ、そんなことは言ってません。ただ一般論として言ったまでで………」
本田にしては、今回は歯切れが悪かった。
このような状況から回復させてきた実績もあるが、トリプルショックに対抗していくというのは、並大抵のことでは収まらないなと腹をくくってやってきたのだ。
「しかしものは考えようですよ、梶本さん」
「と言うと?」
「ショックはショックで、それも3つもあるのですが、その3つとも外部要因です。ですから、店は自分たちのせいで状況が悪化したというのではないですよね?」
「………はい?」
「今はその外部要因も一応収まってきているわけです」
「はい………?」
「ということは、この店なりにきちんとやることをやれば、またお客様も戻ってきてくれることもあるだろうし、新しいお客様も獲得できるということも望めるわけです」
「はあ………?」
「大丈夫ですよ、とは断言できませんが、あまり深刻にならないようにやりましょうよ」
今回は、本田はわざと陽気に振る舞うことを心掛けた。
「あなた方が何か大きなミスをして取り返しがつかない、というのであれば、あの店のようにつぶれざるを得ないでしょうが、違うでしょ?
何かあなた方の店でもミスをしたのですか? 何かそんなことを隠してはいないでしょうね?」
「ば、ばかなこと、言わないでくださいよ!」
「そうでしょ。だったら、いいじゃないですか」
「何がいいんですか? よくないからあなたに頼んだんでしょうが!」
梶本は少し怒り始めたようだ。
いつもなら本田の常套手段として、相手をわざと怒らせて本音を探り出すというようなテクニックを用いてはいるが、今回は相手を怒らせない方がいいと本田は思った。
「そうですね、すみません」
「こっちは本当に深刻なんですよ」
「そうです」
「頼みますよっ!」
ここまでくると梶本ももう哀願口調になってきた。
「だいたい事情はわかりました。じゃあ、こちらのメニューなんかも教えてください」
梶本は大きなメニューを持ってきて、説明を始めた。
見ると、大体どこでも扱っているのと同じような焼き肉店の、これといって特徴のあまり感じられないメニューだった。
<5>へつづく
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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このような状況から回復させてきた実績もあるが、トリプルショックに対抗していくというのは、並大抵のことでは収まらないなと腹をくくってやってきたのだ。
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「と言うと?」
「ショックはショックで、それも3つもあるのですが、その3つとも外部要因です。ですから、店は自分たちのせいで状況が悪化したというのではないですよね?」
「………はい?」
「今はその外部要因も一応収まってきているわけです」
「はい………?」
「ということは、この店なりにきちんとやることをやれば、またお客様も戻ってきてくれることもあるだろうし、新しいお客様も獲得できるということも望めるわけです」
「はあ………?」
「大丈夫ですよ、とは断言できませんが、あまり深刻にならないようにやりましょうよ」
今回は、本田はわざと陽気に振る舞うことを心掛けた。
「あなた方が何か大きなミスをして取り返しがつかない、というのであれば、あの店のようにつぶれざるを得ないでしょうが、違うでしょ?
何かあなた方の店でもミスをしたのですか? 何かそんなことを隠してはいないでしょうね?」
「ば、ばかなこと、言わないでくださいよ!」
「そうでしょ。だったら、いいじゃないですか」
「何がいいんですか? よくないからあなたに頼んだんでしょうが!」
梶本は少し怒り始めたようだ。
いつもなら本田の常套手段として、相手をわざと怒らせて本音を探り出すというようなテクニックを用いてはいるが、今回は相手を怒らせない方がいいと本田は思った。
「そうですね、すみません」
「こっちは本当に深刻なんですよ」
「そうです」
「頼みますよっ!」
ここまでくると梶本ももう哀願口調になってきた。
「だいたい事情はわかりました。じゃあ、こちらのメニューなんかも教えてください」
梶本は大きなメニューを持ってきて、説明を始めた。
見ると、大体どこでも扱っているのと同じような焼き肉店の、これといって特徴のあまり感じられないメニューだった。
<5>へつづく
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
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