先輩の姿を、病院やスーパー等で時々見かけるが、老化の度合いに個人差があっても往年の面影は残っているもの、何故か個性の強かった先輩ほど哀れに見えてくる、近ごろ姿を見かけなくなった方もボチボチ、おくやみ欄にも見当たらないし、如何お過ごしかと気になるご仁もいる。
1年ぶりに、先輩のTさん(93歳)宅を訪問、足腰が若干不自由になり杖を利用するようになったものの、ボケもせず奥さん(80歳代)と共に達者だが、以前には見せなかった嬉し涙を流しながらの出迎え、娘さん夫婦に支えられながら訪れてくれる人とのお喋りが楽しみな日々のようで、我ら70代の夫婦でも若返ったと喜んでくれる。
相変わらず、若い頃、嫁にしたかった5人の女性を実名で披露したり、見合いの席でパクパク食べている奥さんの食の良さを見て健康に惚れたとか、奥さんも負けずに見合い話は何人もあったとか、会うたびに語る定番の話題と、お色気話、二人とも若い。