給料と無縁になってから14年になる、初めて月給を手にしたのが、昭和28年3月16日、初任給5400円、勤務地手当270円、諸控除後の手取り額までは覚えていない。
支給日には、明細書を書き換えて小遣いを確保する人、支給時間に合わせて外で待つ奥様の姿、今は全て口座振り込みの時代だが、懐かしくも哀れを感じた当時の給料日の一こま。
給料日払いの習慣は今もあるのだろうか、給料日の午後には郵便局員、銀行員、商人たちが職場へやってくる、25日の給料日が大半なので、新聞代の集金日は毎月26日なんだとか。
年金生活に預貯金は全く縁がない、年金支給日に自動預け払い機前に並ぶご仁達も通帳記帳か引き出しで入金する姿は見当たらない、昔から貯金の手続きは簡単なので忘れてはいないが。