健康長寿の高齢者に秘訣を尋ねると、殆どの方が食べ物の話をする。肉の好きな人、魚の好きな人、野菜の好きな人など色々であるが、共通しているのは、食べることを楽しんでいる。
爺夫婦も結婚63年、二人の息子を社会に送り出すまで共働き、両親を彼の地に送り届け、卒婚・熟年離婚の気配もなく、今は3度の食事を美味しく食べながら穏やかな余生を過ごしている。
子供の頃から馴染んだ調味料、砂糖、塩、酢、醤油、味噌で味付けされた家内が作る和食が我が家の定番、見た目の派手さはないが、バランス食が老夫婦の健康の源になっている。
毎食後、「おいしかった」「腹いっぱいになった」という満足感があるので、体が元気になるし、気持ちも明るくなる。時には親しい仲間とお喋りしながらの食事で、更に満足感を増す。