この頃、高齢者同士の最初の挨拶は、「お元気ですか」と聞いたり、聞かれたりして始まり、日常生活動作に大きな支障がない限り「元気です」とか、「何とか」と受け答えしている。
今のところ卒寿の老夫婦、室内での起居動作・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容は手間取りながら不自由はないが、掃除・料理・洗濯・高所の作業などは程々に手抜きをしている。
爺は、ゆっくりと歩いて10分ほどの本屋と100円ショップを利用しているが、家内は目が不自由になり転倒防止のため、外出時は爺につかまりながら、一人での外出は控えている。
夫婦そろっての唯一の外出であるスーパーの買い物が出来て、3度の食事を美味しく食べられ、お互い趣味を楽しみながら、大きな病気もしないで、過ごせるだけで満足している。