爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

おにぎりの思いで

2023年07月01日 | 日記
小学校低学年だった昭和10年代半ば,家庭にオヤツが常備されていなかった。学校から帰ると必ず「母ちゃん何かない?」と言うと、味噌か塩をつけた小さなおにぎりだった。。

遠足に持っていくおにぎりの具は梅干し、全体を海苔で巻いたものがお決まりだが、農家の子供たちが味噌を塗って、こんがりと焼いた大きなおにぎりが、美味しそうで食べたかった。

戦争末期の昭和20年の6月に農家への勤労奉仕で、除草機での田の草取りをした。小昼(こびり)と称して10時に出される塩むすびの味が今も忘れないでいる、コシヒカリよりも美味かった。

昭和46年の単身赴任時に下宿のお婆ちゃんから、おにぎりを用意してもらったことがあった。ご飯茶碗二膳分のおにぎり2個、当時38歳の爺に「若いもんは、これくらいは食べなさい」と

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