バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

2010年05月12日 | 記事日記

 少し前に木村拓哉主演の「HERO」(ヒーロー)というTVドラマがはやりました。

映画にもなったのでご存知の方もたくさんおられることと思います。落ちこぼれ人間が、後に検事になって大活躍する、痛快現代版ヒーロー物語です。

その中で、毎週エンディング近くに、久利生検事こと木村拓哉が立ち寄る、居酒屋らしきお店が出てきます。そこのマスターに久利生がこう言うのです。

          「マスター、さすがそれは・ないですよね?」

                  <微妙な間>

          「あるよ・・・」

そして、あるとも思えないメニューや、品物が出てくるのです。私はこの場面がとても好きでした。

そして私もその手品が少し出来るのです。

長い主婦生活の間にわたくしは、色んなものを拾い集めて、こっそり保管をして来ました。

それは世事であったり、我が家の出来事であったり、それをほどよい量に仕分けして、一年分のファイルを作ります。

A3ファイルなのでかなり記録が出来ます。「あれ、なんだっけ?」 と言われても 「・・・アルヨ」 とおもむろに出すことが出来るのです。

ヒーローになったようなちょっといい場面でしょうか。

                                  世の中の出来事

     

       真央ちゃん 銀メダル               荒川静香 金メダル

     

        星野阪神 優勝                   やったね! 

     

       阪神淡路大震災                     旅行

     

           テロ                        四季の花

     

 そしてこちらが・・・

ここには幼児期から大学までの二人の子の落し物が入っています。

時間割・作文ノート・ちょっと頂く小さな表彰状・学生証・子供達がすっかり忘れているもの、落として行ったもの、母は集めて各学年別にケースボックスに保管しています。

帰って来たときいつでも見られるように、それぞれの愛する人に見てもらい易いように、母は無い頭をひねって、整理整頓しています。

      “おとなになってから、老人になってから、あなたを支えてくれるのは、

       子ども時代のあなたです”

最近にこんな言葉も聞きました。私たちがヘトヘトになったように子供達も人生に疲れるときが、望まなくてもあるでしょう。

ここが、この場所が、子供達の駅になったなら・・・

私のして来たなんでもないこの事が、少し役立つようならば、空に昇ったわたくしは、そこから雨を降らしましょう・・・

あとに虹が立ち上り、希望が見えたらいいのにね・・・

                            

                          

                          

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