バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

傘なし雨

2011年11月05日 | 記事日記
 今日は薄曇りだった空から、いつしか雨が落ち出し、午後には本格的な降りになりました。

Jがどうしてもついて行って欲しいと言うので、しょこらろーずさんの住まわれる街、加古川まで買い物に出ました。

「君にも買ってやるからね」と言いますが、自分の物が終わると「さぁ帰ろう」と言います。

いつもやられっぱなしです。


「新そば」の張り紙を見つけて入店しました。

  
 

「美味しい?」

「美味しい!」

Jは麺好きですが、新蕎麦を語るほどの人物ではありません。
わたくしも同じムジナの同類で、手打ちの美味しさだけは分かるかなという二人です。

つるつる。

Jが美味しそうに食べるものですから、わたくしは二口ほどにして、後はJに譲りました。

残ったのはむぎとろ。

 

この美味しさを理解するにはわたくしは何度も生まれ変わらなくてならないようです。
やはり今食べている新米のほうが美味しい。

途中からJに行った蕎麦が急に恋しくなりました。

身に付いた辛抱が、わたくしの取り得ですのでじっと我慢しました。

蕎麦湯もあるから・・・

「Jさん。蕎麦つゆ貰ってもいい?」

「?・・ないよ」

「どうして?つゆごと渡したでしょ」

「?・・飲んだもん」

「・・・」

「ごめん。○ちゃん。・・悪かったね。一枚買って上げるからね」


そう言われて店を出たのですが。


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可愛くて

2011年11月05日 | 記事日記
 二人暮らしの里の秋。

雨戸を開ける楽しみは日ごとに深まる秋の色。

「もう食べられるかなぁ」

「可愛いなぁ」

夫が何度もつぶやきます。

気持ちは分かるけど、Jさん。まだまだだめですよ。

 


昨日実家へ帰った駐車場。
ピアノの先生のお宅から、生徒さんがレッスン中なのでしょうか?こんなメロディーが流れて来ました。
ゆっくり鍵盤を弾かれる音が却って郷愁を誘い、止めた車を暫く降りられませんでした。



  ♪わたしはまっかな リンゴです
    お国は寒い 北の国

   リンゴ畑の 晴れた日に
    箱につめられ 汽車ポッポ

   町の市場へ つきました・・・

  ♪果物店の おじさんに
    お顔をきれいに みがかれて

   みんな並んだ お店さき
    青いお空を 見るたびに

   リンゴ畑を 思いだす・・・

  ♪今頃どうして いるかしら
    リンゴ畑の おじいさん

   箱にリンゴを つめながら
    歌を歌って いるかしら

   たばこふかして いるかしら・・・


遠い昔。こぶしを回しながら(笑)私がラジオで歌ったのはこの歌ではありませんが、歌詞が鮮明に思い出されます。
今の子供も音楽の時間にこのような唱歌を歌うのでショウか?(あれ)
現役教師(姪たち)に聞いてみようと思います。

 リンゴかわいい ひとりごと

マジョリンさんの可愛い“りんごちゃん”も遠いお国から帰国されました。
ママのラズベリーさんがNYの思い出をお載せ下さっています。

柿も可愛い。リンゴはことさら。


秋は静かに更けて行きます。

  ♪更けゆく秋の夜 旅の空の・・・嗚呼。私から歌が止まらない(笑)


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お上手ですね

2011年11月04日 | 記事日記
 今日は嬉しいことに、父と妹と連れ立ってイタリアンのお店に入りました。

イタリアンの前菜はいつも「お楽しみ」です。

可愛い鞠ずしの入った楽しい取り合わせでした。

 

大変ユニークなメニューで、何と昨年、当ブログ村を賑わした、タジン鍋も顔を出しました。

 

どう言うことでしょうか?モヤシの顔が見えません(笑)

それでも充分に火が通って、抹茶塩か、ゆずワサビで食べるように言われましたが、素材の甘みが滲み出て、野菜だけの上品な鍋に仕上っています。

高齢の父ですが、パンをひとつ残しただけで、メインのスパも、スイーツも全て平らげました。

「おじいちゃん。美味しかった?またたまに来ましょうね」と言いますと「うん」と言いました。

素直な年寄りは可愛いですよ(笑)


今年は我が家もタジン鍋を買おうかなんて・・・
柿入りタジンにちょっとブローの私です。


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ビタミン

2011年11月03日 | 記事日記
 今日の新聞のコラムに「道草することの楽しさが文化」とあります。
このような言葉に大変弱いわたくしは、「文化の日」に何かの寄り道をと考えました。

隣街で開催されている人気の絵画展に行き先を決めました。

「明石文化博物館・ジュディオング倩玉(せいぎょく)・木版画の世界展」

 
 

芸能界の中には絵がお上手な方が多いと聞きます。
ジュデイさんの作品も、独特の世界観があり立派なものでした。

芸能人と言う枠を外してもいいように思う力作揃いです。

道草する楽しみが文化なら、わたくしの生活は文化から非常に遠いものです。
「そんなに先を急がなくても、いっぱい道草をして行きたいね」とJと話しました。


この博物館を少し南に下ると、明石の台所「魚の棚市場」があります。
道草をする事にしました。

生ダコ、茹でダコ、干物ダコ、可愛いタコがいっぱいいます。

 

このタコを使った明石焼きの店は相変わらず行列が出来ています。
ソースではなく、だし汁に付けて食べる柔らかいたこ焼きです。

そぞろ歩いて、跳ねているツバサを二匹、アジをひと山買いました。

ギョッ。紀州産・優・2L・10k・千円。安ッ!
魚屋通りのミカンが、片肌脱いで誘い掛けます。

しっかり者のJは、先にひと山百円を買ってその場で味見。
通りがかりのおじいさんが、「甘いか?」と尋ねられます。

輪を掛けて人なつっこい夫は「甘いですわぁ!」

店のお姉さんの顔がほころびます。その場で一箱ゲットしました。

 

「○ちゃんもほら!」 「ええっ?・・・あ甘ッ!」


寄り道、道草、微文化ゴロゴロ・・・ミカン色した秋の一日。


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遥かなる延長戦

2011年11月02日 | 記事日記
 バットを一本忍ばせて、夫は今期最後の試合に出掛けて行きました。
今シーズンは怪我もなく、今日を外しては無事終わりました。

「Jさん。怪我をしてはダメよ。命を掛ける事はないからね」

頑張ってね。の声掛けよりもこう言って送り出す事のほうが多くなっています。

前夜どんなに過ごしても、五時半起床。ウォーキングと素振りを欠かしませんが、Jは少しづつお爺さんになっています。
以前は鉄板のように堅かった筋肉にそれを思います。

わたくしよりはるかに若く見えますが、どこかで無理をしているのでしょうね。
ここはJの世界ですから、あぁ。と思いながらもユニホームを洗い続けています。

 

当エリア18チーム中、Jの所属する還暦野球チームは八位の成績で、来年の西日本トーナメントに出場権を得ました。
今年の近畿大会出場より、ひとつランクが上です。

中学時代は右腕が光ったJも怪我が多く、今は打者に転向して、時折代打でトーナメントを汚していますが、本人は真剣そのものです。

わたくし等は遊びなのにと懐疑的ですが、それは運動オンチの言で、皆さんも真剣なのだそうです。
ここだけの話にして下さい(笑)


さてわたくしが続けたかったもの・・


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僕の名前は「晴太」

地方の高校の一年生です。

父も母も姉も友達も、僕のことを誰も本名の「せいた」と呼びません。

「はれた」と呼びます。



今朝も三軒向こうの僕の連れ。幼な馴染の恭平が「はれたぁ」と呼んでいます。

「おっと。もうこんな時間か」僕は母さんの作った弁当を持って、握り飯を口にほうばって一目散に家を飛び出しました。

僕も恭平も野球部に所属しています。

 ~~~~

こんな書き出しで始まる痛快TV小説「はれた」の構想を夢想していましたが、ユニホームを洗い続けている間に、すっかり洗い流してしまいました(笑)


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