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Jがどうしてもついて行って欲しいと言うので、しょこらろーずさんの住まわれる街、加古川まで買い物に出ました。
「君にも買ってやるからね」と言いますが、自分の物が終わると「さぁ帰ろう」と言います。
いつもやられっぱなしです。
「新そば」の張り紙を見つけて入店しました。
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「美味しい?」
「美味しい!」
Jは麺好きですが、新蕎麦を語るほどの人物ではありません。
わたくしも同じムジナの同類で、手打ちの美味しさだけは分かるかなという二人です。
つるつる。
Jが美味しそうに食べるものですから、わたくしは二口ほどにして、後はJに譲りました。
残ったのはむぎとろ。
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この美味しさを理解するにはわたくしは何度も生まれ変わらなくてならないようです。
やはり今食べている新米のほうが美味しい。
途中からJに行った蕎麦が急に恋しくなりました。
身に付いた辛抱が、わたくしの取り得ですのでじっと我慢しました。
蕎麦湯もあるから・・・
「Jさん。蕎麦つゆ貰ってもいい?」
「?・・ないよ」
「どうして?つゆごと渡したでしょ」
「?・・飲んだもん」
「・・・」
「ごめん。○ちゃん。・・悪かったね。一枚買って上げるからね」
そう言われて店を出たのですが。
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