ベルギーはオランダ語の方言のような flemish フレミッシュが公用語のフランドル(フランダース)地方と、フランス語、ドイツ語が公用語のワロン地方の二つに分けられる。ブルージュはフランドル地方に含まれ、flemish food と呼ばれるこの地方の郷土料理はなかなか美味しいことで世界的に知られている。
代表的な鶏料理。野菜と煮込んだあとクリーム、卵黄、レモンで仕上げるそうだが、クリームシチューと呼んでは失礼になるほど見事な味付け。
あらかじめ炭火焼した牛肉を強いビールで煮込んだシチュー。付け合わせの西洋ナシの真ん中にはプラムソースが。
魚介類のキャセロール。ほうれん草を練り込んだプレッツエルも美味だ。
ウナギやウサギの郷土料理も有名だが、グルメな挑戦者もさすがに疲れが出てきたのか、無難なものしか注文しなくなってつまんないよ。
さて、ベルギーといえばチョコレート。ブルージュの街中、商店の5軒に1軒はチョコレート屋さんだといっても過言ではない。各店のショーウィンドウは、趣向をこらしたチョコディスプレイの競い合い。人気の不思議の国のアリス。不気味な双子もチョコでできてる。
みんなにチョコのお土産を買ってあげたかったけれど、日本の暑さを考えて断念。写真で我慢しておくれ!
ブルージュの街を運河が取り囲んでいる。遊覧船に乗り込み運河から街を観光。一番古いこの橋は、13世紀のもの。
大小さまざまな蚤の市がブルージュでは開かれる。連れのグルメな挑戦者は嬉々としてがらくたアンティークの買付に忙しい。
蚤の市では移動食べ物屋が登場する。大型バスの側面を開いたような大掛かりなもので、パン屋、チーズ屋からデリカテッセン、ロティセリー、肉屋までありとあらゆる店がある。ベルギー中の蚤の市に、日替わりで走るのだろう。
おじさんがもくもくと、薪をくべた窯でパンケーキを焼いている。熱々に焼けたレンガの上にタネを流して数分で、ふかふかのパンケーキが出来上がった。窯も解体して次の蚤の市に。ご苦労さまの一言だ。