メニュー作りをしていた時が暑かったから、テーマは涼しく簡単に作れる料理、ということでこんなメニューになりました。ところがこの日は気温20度という寒さ。冷スープを温かいスープに変更しておいて良かった。。
- カボチャのスープ
- ムファレタ・サンドイッチ
- ニース風サラダ
- アメリカン・チョコチップ・クッキー
今回の主役はなんといってもムファレタ muffaletta サンドイッチ。こんな超豪華なサンドイッチ、見たことも食べたこともなかったでしょ。私も数年前にシアトルに住んでいる時にテレビの料理番組で知り、その後友人宅のパーティで出されて初めて食べ感激しました。ムファレタとはシシリー島の円形パンで、中は空洞になっているそうです。それを使ってニューオリンズのセントラル・グロッサリー・ストアが1906年に巨大サンドイッチを作って売り出したところ、大ヒットして今ではニューオリンズ名物となったとか。もちろんオーナーはイタリア系移民だったんでしょうね。
ムファレタは手に入らないので、フランスパンのブールを使い、中身をくり抜きました。他のサンドイッチとの違いは、種なしオリーブにニンニク、赤ワインビネガー、オリーブオイルなどを加えて作ったスプレッドをマヨネーズがわりにしっかり分厚く塗りたくっていることです。色目と味を良くするために、ローストしたパプリカも加えました。あとは薄切りのロースハム、サラミ、ボローニャ、チーズを思い切り敷きこむだけ。ボローニャの代わりにこの日はパストラミ、そしてミックスグリーンと紫玉ねぎも詰め込みました。ラップをして冷蔵庫で数時間寝かすと、ほら、断面がこんなにきれいなパーティサンドの出来上がり。ブールは皮が堅いので食べにくいという難点があるので、いろんなパンで挑戦してみて下さい。息子たちが大喜びでお土産をほおばったというメールをいくつもいただきました。お弁当に作ってあげてね。
サラダ・ニソワーズ salad nicoise と海外では呼ばれているニース風サラダはもちろんフランス発ですが、こちらもアメリカナイズしてしまい、基本のツナに今回使った材料、茹でポテト、茹で卵、茹で三度豆が必ず入ります。それにオリーブ、ケイパー、アンチョビのフィレが加わることも。高級レストランではツナ缶ではなく、マグロのステーキをたたき状にレアに焼いたものを上に載せたりします。ボリュームがあるので、このサラダはサイドではなくメインとして食べられています。
カボチャのスープはバターでなくオリーブオイル、生クリームでなく牛乳を使い、あっさりしたポタージュにしました。ディア・スープという会社の半練り無添加チキンコンソメを初めて使いましたが、いい味出てたのでお勧めです。カイエンペッパーを最後にひと振り。
ビッグなアメリカン・サンドイッチのついでに、板チョコを大きく砕いて、ビッグなチョコチップ・クッキーを焼きました。焦げ目がついたら一度指で押してみる。まだ柔らかいな、と思ってもオーブンから出して置いておくと良い加減に硬くなり、アメリカン・ソフトクッキーが出来上がります。
またまた月餅の差し入れがありました。今回は台湾の高級ホテルのお土産だそうで、パイナップル餡やフルーツの龍眼入りというユニーク揃い。いい勉強になりました。ごちそうさま!