庭園が美しい、城郭のような高台に建つ山寺。
2016年1月31日
所在地:520-3312 滋賀県甲賀市甲南町磯尾1972
開 祖: 延暦年間(782-806)伝教大師
当寺は、最澄が延歴年中(785年)に比叡山中堂建立に先だち桧木材調求のため当地を訪れた時、災厄に苦しんでいた人々を五大明王に一切衆生の守護を祈り助かったことより、その報恩のため彫刻した。その後、811年に開山し安置された。近辺には人家がなく、細い一本道のみ。
庭園は、最近改修されたばかりなので、苔むした落ち着きまでにはまだ至っていない。 近くの岩附神社に、巨木の「夫婦杉」がある
由 来:
人皇50代桓武天皇の御宇延暦年中(782-806)、宗祖伝教大師が比叡山諸堂建立の用材調達のため当谷へ入られ、大勢の杣人(地元民)を用し用材を整えた。その折、杣人らの間で悪病が流行し、憂い悲しむ人々を愍む伝教大師は、ある夜、此の山上に浄光棚引き聲高らかに『五大明王を安置すべし』との夢をみられた。すぐさま、8月3日の暁より一刀三礼の五大明王の御尊像を7日7夜の間に彫刻された。すると、悪病も平癒し、その年の五穀は豊作となり、村人は、歓喜し、報恩のため、一宇の寺を建立して、五大明王を安置し、天下泰平、風雨順時、五穀成熟、諸人快楽の祈願道場とした。
弘仁5年(814)円瑞 中興
明王寺の施設紹介
庭園が美しい、城郭のような高台に建つ山寺。
東海自然歩道沿いの高台に位置する「明王寺」は、庭園が美しい天台宗の山寺。811年に円瑞によって開創されたと伝えられています。本尊五大明王は、最澄が衆人の病災を除くために彫刻して安置したものだそうで、地元では祈祷祈願の寺として知られています。手入れの行き届いた庭園を眺めながら、ホッとひと息。境内の前庭からは三重県境の油日岳や鈴鹿連峰、雨乞岳、岩尾山など、素晴らしい風景を臨むことができます。親子で散策するのも楽しいお寺です。
東海道自然歩道が境内を通じる明王寺は、庭園の美しい天台宗の山寺で、祈祷祈願と憩いの寺として親しまれています。本尊五大明王は、最澄が衆人の病災を除くために彫刻し安置したとされています。
参考資料:甲賀市観光ガイド
本日の訪問ありがとうございす!!