普天間問題 鳩山首相が陳謝、続投表明…記者会見(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
今回の「普天間移設」(「移設」という表現そのものにも偏向があるが)を巡っては、
日本の民主主義の未熟さや、
政治が二流だという事実を
改めて感じざるを得なかった。
私の根本的な考えは、以前に書いた時から別に変わっていない。
(根本の議論を忌避するな - 朝寝-昼酒-夜遊)
やはり議論が質・量ともに不足していると思う。
民主主義が未熟、というのは、
「議論せずに、今まで通り沖縄県民の意思なんか無視して押し切れば良かった」という
自民党や読売のような言動が罷り通ることであり、
「沖縄はダメだ」と叫ぶだけで、
せっかく国外の代替地があり得たにも関わらず
党内や政権内でそれをアピールしたり、意思統一したりすることができず、
結果として党首が内閣から追い出された社民党の状態から感じた。
# 後者は、これまでの沖縄の状態に対する抵抗と考えると、
やむを得ないとも感じるのだが。
基本的に、民主主義は声の大きさで勝負するものであってはならない、と思う。
対立があったとしても、どこかで価値観や目標の一致はあるはずであり、
そこへ至る過程や現時点での優先順位の判断が異なるものなのだと思う。
私は、それが民主主義を成立させる前提となる認識だと感じている。
対立する中にも共通点や一致できる点はある、という認識があればこそ、
議論の余地も出てくるし、止揚することもできる。
今回の普天間の件にしても、
沖縄(日本)に米軍基地がなく、
日本が安全であり、かつ日米関係が親密なのがベストな状態、
という目標は共通なのではないか。
あとは、そこに至る過程や現時点での沖縄の状態などを斟酌し、
優先順位を決めていくこと。
このあたり、議論して一つの結論を作っていける状態にはなっていなかった。
それぞれ「相手と議論する余地なし」と考え、
自分の立場から主張していたようにしか見えない。
個人的には、「議論せず押し切ってしまえ」と罵声を浴びせる連中がいたから、
「あくまでも反対」と叫び返さざるを得なかったのだろう、と感じているが。
政治が二流だ、というのは、
ビジネスの世界では当然である(と思っているのだが)
「スケジュール管理」とか「タスク管理」が全く出来ていない、ということ。
鳩山は何故「5月末解決」と言ったのか?
それは可能だと思ったのか?
タスクを洗い出し、それぞれのタスクにどれくらい時間がかかる、
だからここに納期設定する、と考えるものだと思うのだが、
そのような過程を踏んだとは思えない。
交渉事である以上、100%予定通りにいかないのは当然だが、
タスク別のスケジュールがないと「どれくらい遅れているか」は分からないし、
遅れた理由も説明できない。
結果、今回のように、
当初適当に言った納期に合わせて低品質なものを納品してしまう。
もしかすると、受領拒否されるかも知れないし。
勿論、今まで何もしなかった自民党政権よりは遙かにマシだろう。
それを「自民党政権ならば、こんなにゴタゴタせずに片付けられた」と言うのは
議論せず、密室で話を進めれば良いと考える非民主主義的な連中の妄言。
ただ、もう少しどうにかできたのではないか、
期待し過ぎていたのかな、というのが正直なところ。
今回の「普天間移設」(「移設」という表現そのものにも偏向があるが)を巡っては、
日本の民主主義の未熟さや、
政治が二流だという事実を
改めて感じざるを得なかった。
私の根本的な考えは、以前に書いた時から別に変わっていない。
(根本の議論を忌避するな - 朝寝-昼酒-夜遊)
やはり議論が質・量ともに不足していると思う。
民主主義が未熟、というのは、
「議論せずに、今まで通り沖縄県民の意思なんか無視して押し切れば良かった」という
自民党や読売のような言動が罷り通ることであり、
「沖縄はダメだ」と叫ぶだけで、
せっかく国外の代替地があり得たにも関わらず
党内や政権内でそれをアピールしたり、意思統一したりすることができず、
結果として党首が内閣から追い出された社民党の状態から感じた。
# 後者は、これまでの沖縄の状態に対する抵抗と考えると、
やむを得ないとも感じるのだが。
基本的に、民主主義は声の大きさで勝負するものであってはならない、と思う。
対立があったとしても、どこかで価値観や目標の一致はあるはずであり、
そこへ至る過程や現時点での優先順位の判断が異なるものなのだと思う。
私は、それが民主主義を成立させる前提となる認識だと感じている。
対立する中にも共通点や一致できる点はある、という認識があればこそ、
議論の余地も出てくるし、止揚することもできる。
今回の普天間の件にしても、
沖縄(日本)に米軍基地がなく、
日本が安全であり、かつ日米関係が親密なのがベストな状態、
という目標は共通なのではないか。
あとは、そこに至る過程や現時点での沖縄の状態などを斟酌し、
優先順位を決めていくこと。
このあたり、議論して一つの結論を作っていける状態にはなっていなかった。
それぞれ「相手と議論する余地なし」と考え、
自分の立場から主張していたようにしか見えない。
個人的には、「議論せず押し切ってしまえ」と罵声を浴びせる連中がいたから、
「あくまでも反対」と叫び返さざるを得なかったのだろう、と感じているが。
政治が二流だ、というのは、
ビジネスの世界では当然である(と思っているのだが)
「スケジュール管理」とか「タスク管理」が全く出来ていない、ということ。
鳩山は何故「5月末解決」と言ったのか?
それは可能だと思ったのか?
タスクを洗い出し、それぞれのタスクにどれくらい時間がかかる、
だからここに納期設定する、と考えるものだと思うのだが、
そのような過程を踏んだとは思えない。
交渉事である以上、100%予定通りにいかないのは当然だが、
タスク別のスケジュールがないと「どれくらい遅れているか」は分からないし、
遅れた理由も説明できない。
結果、今回のように、
当初適当に言った納期に合わせて低品質なものを納品してしまう。
もしかすると、受領拒否されるかも知れないし。
勿論、今まで何もしなかった自民党政権よりは遙かにマシだろう。
それを「自民党政権ならば、こんなにゴタゴタせずに片付けられた」と言うのは
議論せず、密室で話を進めれば良いと考える非民主主義的な連中の妄言。
ただ、もう少しどうにかできたのではないか、
期待し過ぎていたのかな、というのが正直なところ。