土曜、昼過ぎに家を出てDVDを返し、繁昌亭へ。
あまり知られていないのかも知れないが、
昼席は中入後に入場すると1500円になるので、
それを利用して。
「中入後」で行ったつもりが、けっこう遅くなってしまい、
着いたらさん喬が既にネタに入っていた。
ロビーで待たされる。
徹底して「ネタの途中では入場させない」姿勢、私は正しいと思う。
継続して欲しい。
歌舞伎や文楽を見ていると、
平気な顔で途中で入ってくる客、それを入れる係員がいて
非常に頭に来るし。
「天狗裁き」(さん喬):△+
という訳で、ネタの途中からロビーで見ていた。
うーん。あんまりさん喬の(私の持っている)イメージに合わない崩し方だな。
非常に権太楼クサい。
上方の「天狗裁き」は「話が次第に大きくなっていく」→オチ、と作られていると思うのだが、
奉行や天狗の大きさがなく、それらが夢なんぞを聞きたがる落差、といったものもない。
当然「次第に大きくなっていく」感じがしない。
単に回ってオチになっているよう。
ネタの大きさ、重さに対する江戸と上方の感覚の違いなのかな。
「8時ちょうどの「くろしお」1号」(文鹿):△-
1つ目の酔っ払いと、2つ目のおばちゃんの集団とがぶつ切りになっている。
車掌が無色透明な存在。
車掌の「なかなか検札させてくれない」とイライラする気持ちが
2つの場面を通して徐々に昂じていく、とか
あっても良いと思うのだが、全くなし。
単に変な科白を言ったり、大阪のおばちゃんというものを登場させて、
笑わせよう、と作られた営業用のネタだな。
ギャグとて、さして斬新とも思えんし。
「軒付け」(文太):○-
特段良い、とも言えないが安心して聞ける。
「てーんつてんてん」や「ウナギの茶漬」の繰り返しや
その後のツッコミのリズムが流石。
海苔屋のおばんが「耳が遠い」と言っていなかったような気がするが、いいのかな。
サゲ前「そんな遠いところで上手か下手か分かるのか」と言っていたが、
奥の離れで浄瑠璃やったら分かるだろうから、
「耳が遠い」設定にした方が良いと思うのだが。
時間がない時、中入後に良い人が集まっている時は
「中入後1500円」を利用するのは手だと思った。
混んでいたら立見になったり入場できなくなったりするリスクはあるが。
あまり知られていないのかも知れないが、
昼席は中入後に入場すると1500円になるので、
それを利用して。
「中入後」で行ったつもりが、けっこう遅くなってしまい、
着いたらさん喬が既にネタに入っていた。
ロビーで待たされる。
徹底して「ネタの途中では入場させない」姿勢、私は正しいと思う。
継続して欲しい。
歌舞伎や文楽を見ていると、
平気な顔で途中で入ってくる客、それを入れる係員がいて
非常に頭に来るし。
「天狗裁き」(さん喬):△+
という訳で、ネタの途中からロビーで見ていた。
うーん。あんまりさん喬の(私の持っている)イメージに合わない崩し方だな。
非常に権太楼クサい。
上方の「天狗裁き」は「話が次第に大きくなっていく」→オチ、と作られていると思うのだが、
奉行や天狗の大きさがなく、それらが夢なんぞを聞きたがる落差、といったものもない。
当然「次第に大きくなっていく」感じがしない。
単に回ってオチになっているよう。
ネタの大きさ、重さに対する江戸と上方の感覚の違いなのかな。
「8時ちょうどの「くろしお」1号」(文鹿):△-
1つ目の酔っ払いと、2つ目のおばちゃんの集団とがぶつ切りになっている。
車掌が無色透明な存在。
車掌の「なかなか検札させてくれない」とイライラする気持ちが
2つの場面を通して徐々に昂じていく、とか
あっても良いと思うのだが、全くなし。
単に変な科白を言ったり、大阪のおばちゃんというものを登場させて、
笑わせよう、と作られた営業用のネタだな。
ギャグとて、さして斬新とも思えんし。
「軒付け」(文太):○-
特段良い、とも言えないが安心して聞ける。
「てーんつてんてん」や「ウナギの茶漬」の繰り返しや
その後のツッコミのリズムが流石。
海苔屋のおばんが「耳が遠い」と言っていなかったような気がするが、いいのかな。
サゲ前「そんな遠いところで上手か下手か分かるのか」と言っていたが、
奥の離れで浄瑠璃やったら分かるだろうから、
「耳が遠い」設定にした方が良いと思うのだが。
時間がない時、中入後に良い人が集まっている時は
「中入後1500円」を利用するのは手だと思った。
混んでいたら立見になったり入場できなくなったりするリスクはあるが。