させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

ゲゲゲのゲ

2015-12-01 07:28:04 | 日々のこと




今回の

旅で

いちばん

いい経験に

なったのは

パートナーでもある

心友との

喧嘩






お互い

久しぶりの

旅で

そして

初めての

ふたり旅



ワタシは

自分に

勝手な

リーダーシップを

課せて

引っ張らなきゃって

想い込んでいた



自分も

未知の世界なのにね(笑)



でも

それは

カノジョを

安心させたり

喜んで欲しかったから




きっと

1分1秒も

ムダにしたくなかった



ワタシの

元気の源の

筈の

カノジョの

笑い声が

途中から

溜息に

変わり


歩幅が

合わなくなって

カノジョの

履き慣れてるはずの

パンプスの

ヒール音だけが

空しく

響いて聴こえて

くるなぁとは

想っていたけれど

旅の疲れ



寝不足のせいかな

なんて

高を括り

そっとしておいた



それが

よけいに

火種にも

なったようだ



行ってみたかった

最終目的地に

行く道中

ずっと

黙っていた

カノジョが

口火を切った




「マユミチャンハ、ココニイナイ」






・・そういえば

前もこんなコト

あったっけ?



想い巡らしながら

聴いていた



カノジョの為の頑張り。



いつのまにか

ワタシ自身の愉しみ。



すり替わって

しまっていて

振り返るコトもなく

表情を確かめるコトもなく

空しく響く

カノジョの靴音だけで

カノジョの存在を

確認してしまっていたんだ




確かに

ふたり旅

なら

ふたり。で

悩んだり

探したり

見つけたり

間違ったり

喜んだり

笑ったり

しなきゃいけないんだよね



つくづく

自分勝手で

夢中になれば

視野がグッと狭くなる

己れを

知ってしまった

気がした




そうやって

日常の中でも

ワタシは

枠に収まるのを

極度に恐れ

近しいヒトほど

傷つけたり

哀しませて

いるんだろうなぁ

とも

想った




永遠を

信じたいのに

永遠に

捉われたくない

それは

この資質による

モノだろうなぁ・・



多少

気不味い

旅の終焉では

あったけれど

心底

カノジョと

旅ができて

よかった




カノジョと

だから

旅をしたい

そう

ココロから

想えたんだ



帰宅して

水木しげる氏の

訃報と

共に

氏の

著書の

紹介記事を

目にした





~水木しげる

『幸せになるための七カ条』~



第一条
成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

第二条
しないではいられないことをし続けなさい。

第三条
他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

第四条
好きの力を信じる。

第五条
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

第六条
怠け者になりなさい。

第七条
目に見えない世界を信じる。





第2・3・4条は

まさに

自身の

信念と

通じ

なんだか

涙が

出た






カノジョは

間違っていない



そして

ワタシも

間違ってはいなかった



ヒトツ

違ったのは


カノジョは

ハートフルな人間





ワタシは

自分大好きな妖怪

だった



いうコト

だろう



あぁ

それも

いいかな

自身が

望むなら



その

責任は

自身が

取るのなら






軒下のモンスター ~槇原敬之~





突然田んぼの真ん中に

現れたUFOのように

揺れる稲穂があまりにも

似合わない君が立っていた

その時ずっと解けずにいた

謎の答えが分かった

好きになる相手がみんなと

僕は違うんだと



普通に結婚して

子供を何人か授かって

それ以外は幸せとは

誰も信じないようなこんな街で



僕のこの恋はどうやら

上手くいきそうにない

わかってる そんなこと

誰よりもわかっているさ

だけど譫言のように

心は君の名を呼ぶから

ばれないように心の口を

必死に塞いでいる



あまりに都会的すぎる

雰囲気が邪魔してか

彼女もできずに結局

夏祭りに僕を誘った君

さんざん遊んでじゃあねと

分かれた後何故か僕は

泣きたい気持ち収めようと

一人で神社に寄った



親を泣かせることも

心に嘘をつくのも嫌なんだ

いっそ妖怪にでもなって君を

軒下からただ見ていたい



僕のこの恋はどうやら

上手くいきそうにない

わかってる だからといって

恋する気持ちは消えない

僕はモンスターのように

真夜中に一人抜け出して

月明かりの河原で心の

口を塞ぐ手をどける



恋しい人の名前を

遠慮がちに叫ぶと

その声に風が起こり

ススキが隠すようにざわめきだす


僕のこの恋はどうやら

上手くいきそうにない

わかってる そんなこと

誰よりもわかっているさ

だけど譫言のように

心は君の名を呼ぶから

ばれないように心の口を

必死に塞いでいる


僕は軒下のモンスター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする