こどものころ
みんなで
踊る
ビューティフルサンデー
や
ジンギスカン
が
大嫌いだった
踊らされている。
その感覚が
たまらなく
イヤだった
高校生の時に
志願して
入部した
新体操部では
踊るコトが
たまらなく
愉しかった
(手具扱いは不得手だったけれど)
踊りたいから踊る。
それは
途方も無く
気持ちよかった
誰かのために。
も
誰かのせいで。
も
自身を
突き動かす
正当な理由ではない
仮に
きっかけや
想い込みと
なっていても
いずれ
サイズの合わない
靴みたいに
違和感を
憶えるだろう
言い訳を
称える時間が
あるのなら
逃げる穴でも
掘ればいいのだ
ふと
我に返った時
すべては
自身の
経験値を上げるため
や
経験値の少なさを知るため
と
置き換えられたなら
きっと
少しだけ
キモチは
軽くなり
背筋は
伸びるだろう
それを
前進。
や
成長。
と
呼ぶのだろうね
悦び。
も
哀しみ。
も
あちらからは
手招きしているだけ
手繰り寄せたり
突っ撥ねたり
できるのは
そう
キミの引力
迷いながら
引き寄せれば
曖昧な
手応えしか無く
確信を持って
引き寄せれば
確固たるモノが
そう
その
手の中に