私は夏の緑をみると
「現実をうけいれよう」という気持ちになる。
うけいれあぐねるほど複雑な現実が
あるわけではないのだが
それでもとにかくいろんなことを
怖がらずにみんなうけいれよう
と思うのだ。
〜 江國香織「夏の緑」〜
止めたいほど
いとしい
時間
が
ある
忘れたいほど
くやしい
時間
が
ある
戻りたいほど
せつない
時間
が
ある
飛び越えたいほど
おそろしい
時間
が
ある
時計
の
針音
は
規則正しく
鳴り響く
のに
ボクら
の
ココロ時計
の
針音
は
不規則
過ぎて
困っちゃう
不規則
過ぎて
笑っちゃう
どんな
時間
も
愛せるか
は
まだまだ
自信
が
ナイ
けれど
どんな
時間
にも
意味があるコト
には
うすうす
感づいてる
ボクら
夜明け
の
蒼
が
見たい
なら
夜更け
の
漆黒
も
こわくない
沈みゆく
夕陽
の
橙
に
背
を
押されたい
なら
目
の
眩むような
高い
黄金
に
手
を
翳そう
フタリ
の
時
を
胸いっぱい
吸い込みたい
ならば
ヒトリ
の
時
も
ぐるり
ぐるり
と
掻き混ぜよう
鼻唄
でも
歌いながら
伝えたい
科白
など
ココロ
に
箇条書き
しながら