愛のことばを言おう
ふかくしてみにくきは
あさくしてうつくしきにおよばない
しだいに深くみちびいていただこう
まずひとつの愛のことばを言いきってみよう
〜 八木重吉「愛のことば」〜
云われて
うれしい
コトバ
は
口
に
してみても
たいてい
キモチ
の
イイ
モノ
だ
云われたくナイ
コトバ
は
たいてい
口
に
するのも
躊躇いがちになる
キモチ悪さ
を
しのばせている
〜伝える〜
と
いう
語源
は
〜傳える〜
で
ヒト
と
ヒト
が
糸巻き
に
糸
を
紡ぎ合う
姿から
生まれたモノ
だと
云う
糸
は
しなやかで
繊細ながらも
たくましい
縫い合わせ
繋ぎ留める
時として
ものすごい
チカラ
を
持つ
でも
キツく
キツく
荒く
粗く
扱う
と
途端に
脅かす素
と
なり
矜羯羅がって
しまうから
口
から
ココロ
から
解き放つ時
には
出来るだけ
シンプル
に
柔らかさ
を
踏まえて
旅立たせよう
ココロ
を
受け止める
其れが
愛の言葉。
なら
愛してる。
其れだけが
愛の言葉。
ではなくて
相手
を
想う
其の
総て
が
愛の言葉。
だから