
本を読もう。
もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。
書かれた文字だけが本ではない。
日の光り、星の瞬き、鳥の声、川の音だって
本なのだ。
ブナの林の静けさも
ハナミズキの白い花々も
おおきな孤独なケヤキの木も
本だ。
〜長田弘「世界は一冊の本」〜
早く
に
床に就き
一旦
目醒めてしまった
朝
は
もう少し先
また
眠れる
傍ら
で
愛犬
の
規則的
な
寝息
と
ほの温かい
体温
が
伝わってくる
くるまった
毛布からは
お気に入り
の
柔軟剤
と
自身
の
体温
が
入り混じった
匂い
が
して
安堵する
日々
同じように
過ごしても
慣れるコトなく
一喜一憂したり
疲労困憊したり
する
重い頭
が
カラダ
の
てっぺん
に
在って
いつでも
眺めて
安心し合いたい
ココロ
は
カラダ
の
真ん中
に
潜んでいて
放つコトバ
は
何処か
いつも
ホンネ
から
ちょい右
に
ズレていて
緩やかな
曲線
の
筈
の
背筋
は
伸ばされて
小さな
悲鳴
を
あげる
静寂
の
中
では
ささやかなシアワセ
と
数多くの矛盾
に
気付く
普段
は
気付けなかったり
気付こうとしない
ホント
は
大切
な
本音
抱えてるだけでは
いけないよ
パラパラと
巡り
風通り
を
よく
しなきゃ
パラパラと
捲り
いま
ピタリ
と
ココロ
に
寄り添う
コトバ
を
咀嚼
しなくっちゃ