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「わだばゴッホになる」その2(部分)
興に乗って書いたのはよいが、時には(かなりかも)調子に乗りすぎて暴走することもある。
これは、この前の作と同時というか、二枚目なのだけれど、こちらの方が一枚目よりも良い感じで書きはじめている。
二枚目だから、一枚目の最後の気持ちを維持したままに突入して、気持ちよく筆が動いている。
でも、こういう時には、大概落とし穴にはまる。
ことばの一字一句を頭に入れて書いているつもりではあるのだけれど、どうしても勢い余って、違う字を書いてしまったり、字を抜かしてしまったりするのだ。
いわゆる、誤字脱字である。
漢字かな交じりの書の場合、よくあることであり、致命的なミスである。
字数が多いのは、途中まで良くてもそれまでだ。
自分の言葉や詩ならば、そのまま書き進めればよいのだが、詩人の詩を勝ってに変える訳にはいかないので、もちろん、これでこれはボツなのである。
これは、そんな書きかけのもの。
この四行先で違う字を書いてしまった。
直ぐに分かったので、二本線あるいは塗りつぶして続けることもできたけれど、やはり気持ちが変化する。
すると、後はもうダメだ。
しかし、写真で見てみると、前半はやはり悪くない。
自戒こめて、記載しておく。
したがって、部分のみ。