看護師はがんばってる

先の二日間。早起きはそんなにしんどくなかった。緊張もあったのかもしれない。だけど3日目の今日、さすがにちょっときつくなっている。単純に疲れてきてるんだと思う。今日で4勤目だもんね。

出勤したらまず病棟に顔を出して、何か困ったことがないか聞く。今日はリハビリ病棟の教育係がお休みだったのでそちらの方にも行った。だけど軒並み「何もないよ～」とのこと。マジで何もやることがねー。どうしよう…と考えた結果、ひとりで勉強していた。テーマは「転倒によって高齢者が抱える恐怖や不安」と「重なる患者の転倒に起因する看護師への負担」。

なぜこんなテーマを思いついたか。
患者さんが転倒すると看護師の仕事は一気に増える。本当はあってはいけないけど、中には「なんで転ぶねん!?」というフラストレーションを患者さんにぶつける看護師はいる。ただでさえ転倒で動転している患者さんは、看護師からそんな仕打ちを受けたら何もかもが怖くなってしまうかもしれない。
また転倒後の高齢者の患者さんは恐怖や不安から歩くのを嫌がったり、何をするにも看護師に依存しようとしたりすることもある。そういう時「そんなん自分でできるでしょ!」ときつく当たる看護師もいる。うちはリハビリ病棟で、運動機能を取り戻すための入院なので、もちろん自主性を促すようにはしている。だけど有無を言わさず「できるんだから手伝いません」というのではなく、患者さんの精神状態を見ながら押したり引いたりして、うまく患者さんの気持ちを持ち上げていくのも大切な看護のひとつ。
なんだけど、看護師、特に若い人たちの中には、高齢者が直面している恐怖を汲み取ることができずに、裏で文句や不満を漏らすことも多々。そういう人たちの意識改革をできたらと思ってテーマを立てた。
だけど、看護師にプレッシャーをかけるのは簡単で、文献を探したら「転倒を防ぐために看護師ができること」という内容が鬼のように出てくる。看護師は決して転倒しそうな患者さんを放ったらかしにしているわけではない。ほかの患者さんよりも注意を払っているし、転ばないようにいろいろと手を尽くしている。だけどデータにされるのは病棟で起きた転倒の数とか、去年より数が増えたか減ったかみたいなことで、看護師がどれだけ頑張っているのかはあまり評価されない。患者さんが転倒すると、負担が看護師にかかるのはもちろんだけど、それに加えて看護師自身だって患者さんを転倒させてしまったことに責任を感じるし、そこから自分のケアを疑うようになり、自信を失ったりもする。そうじゃないんだ、自分たちは頑張っていても残念なことは起こるから、必要以上に自分を責めるんじゃない、いうことを伝えたくて、ふたつめのテーマになった。

というわけで今日はジャーナルなどを読み漁っていた。どちらのテーマも転倒に絡んではいるけど、方向性がまったく違うので、まとめ方がまったく定まらない。
ちなみにネットで発表されている文献を読んでいたら、前者には山のように情報があるのに、後者にはほとんどない。看護師の努力は軽視される傾向にあるよね、ホント。
明日は教育係の先輩が出社するけど、私が担当する一般病棟が今日のように平和だったら、明日も引き続きこのテーマで勉強しようと思っている。最終的にはプレゼンができたらいいな。

帰宅。
Dは頼んでおいた洗濯物を食器洗いをしていてくれた。だけど足が痛いとかでまた散歩には行っておらず。コノヤロー。だからまた公園へと連れて行ってきた。たくさん歩かなくていいから連れて行く方は楽。そしてたくさんボールを追いかけられるワンコたちは大喜び。一石二鳥。
夕食はよく行くパブレストランへ。なんとなくお肉がしっかり食べたかったので。もうスーパーはすっからかんで何もないらしい。私はまだ見に行ってないけど、どうせ夕方の5時に行ったって何もないから外食にした。食べられなくなっていたお肉だったけど、ダイエットにともない空腹だったのでガツガツいけたわ。明日は増量かな。また明日から仕切り直し。ちなみに少しは効果が出ている。

夜は「東大王」を観ていた。水上君、卒業かぁ。最後まで見たけど、素人さんのためにすごい時間を使ったのね。個人的には面白いからいいけど、単純なクイズファンには食傷気味ではなかったかしら。水上君がいなくなったら見なくなるかなぁ。どうかな。

「東大王」を見ながらこのブログを書いていたので、すごく時間がかかった。そして時差のあるオーストラリアは番組が終わったらもう12時。明日も早起きなのに!　歯を磨いて寝ます。