華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

サービススイッチ

2012年07月31日 20時52分12秒 | Weblog
今日は久しぶりの午前シフト。朝5時40分に合わせたアラームで目を覚まし、眠気と寒さと戦うこと約30分、エイヤッとベッドから這い出して病院へ。家から車で10分の職場って素敵。

今日もえっちらおっちらの仕事ぶりやったけど、徐々に全体を考えながら取り組めるようになってきた気がほんの少しだけしている。たとえば以前は正しい患者さんに正しい薬と服用量、時間、方法で間違わないように投薬するだけで精いっぱいだった。しかし今はなぜそれが患者さんに投薬されているのか、どういう結果が予測されるのか等を考える余裕がでてきた。正看であるからには当然の姿なんだけど、新人の私には高いハードル。牛歩の成長。でも前には進んでいると思う。

さて。
昨夜寝る前に「もう寝るからキッチン片付けておいてね」とDに言って寝た。そして今朝、寝る前とまったく変わらない様子の台所を見て仕事に出かけた。仕事中も「片付けてなかったらどうしよう」「ブチ切れてしまいそう」と想像するだけでイライラ。そしてドキドキ(!?)の帰宅。

あらぁ

片付いてるやーん というか、片付けている最中だった。それでも放ったらかしにされているよりもウンとマシ。「ありがとね」と声をかけると「たまには“妻孝行”しようと思って」。
さらにキッチンには準備中の料理。「今夜はボクが晩御飯を作るからね」。

あらぁ

どうやらDの“サービススイッチ”がオン。ありがたい申し出に断る理由なし。買い足すものがあったので近所のスーパーに出かけて帰宅したのは5時過ぎ。「じゃあ、ご飯ができるまでちょっとゴロゴロさせてもらうねー」とベッドで読書など。「そろそろ作るよ~」と声がかかって30分後にダイニングに向かうと、テーブルの上にはマッシュルームソースがたっぷりかかったビーフステーキとサラダ、フライドポテトのワンプレートディッシュが。

あらぁ

「インスタントも使って簡単に作ったソース」と言うけど私好みの味。サラダにもたっぷりかけて頂いた。美味しかった。
食べている最中にチラッとキッチンに目をやると、たくさん使い散らかされた調理器具たち。Dはいつもたくさんの器具と使う傾向がある。料理をしてもらったからには私が洗うんことになるんだろうと思い、「後片付けが大変そうやなぁ」と心で苦笑していた。ところが、お腹もいっぱいになり片付けにかかるべく立ち上がると、サッとお皿を抱えてキッチンへ向かうD。「後片付けもボクがするから」。

あらぁ

これが一番驚いた。なぜならDは本当にお片づけができない子だから。と言ったらバカにしてるように聞こえるかもしれないけど、Dは一般的な“日本人的感覚”からしてだいぶ散らかっている状態でも平気。そんなDの口から「片付けるね!」という耳を疑うような言葉。これが夢なら覚めないうちに…といそいそとソファへ向かいゴロリ。するとDが本当に洗い物をしていた。

明日は絶対雨だ

この女王様扱いの裏側に潜むものは何やろう?と疑惑が芽生えるほどの至れり尽くせり状態。それとも普通の夫婦にはこういう瞬間がたくさんあって、私がただ単に尽くされ知らずなだけなんやろうか??

…などとブログを綴っていたら、食後でお腹いっぱいやのに、さきほど夕方買ったソーセージを試食すべくいそいそと調理していたD。食べ終わった今、どうやらその後片付けはされないらしい。油でギトギトのフライパンや汚れたお皿、使いっぱなしのバターや調味料等は適所へ行くことなく放置されている。今夜の扱いはどうやら本当に気が向いただけみたいで、そのサービス精神もすでに売り切れた様子。今から片付けるには私も疲れているので、最低限のことだけして片付けは明日に回すとしよう。

今度“サービススイッチ”が入るのはいつになるんかいなぁ。
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急ぎます

2012年07月30日 22時48分18秒 | Weblog
今日は午後シフト。2人で8人の患者さんを担当。しかしペアを組んだ人は7時までだったので、その後は1人でやった。とはいえ、8時の投薬の準備をしていてくれたので、楽をさせてもらったけど。

疲れて帰ってきたらDがキッチンは散らしているし、頼んでおいたことはやってないし、明日のお弁当にしようと思っていたパンは食べてしまっているし…でイラッ。期待する私がバカなのか? 休み明けの労働で疲れて帰ってきた上に、明日はシフト変更で午前シフト。家に着いたらもう寝る時間。そんな理由でケンカする気にもなれず、無言で明日の準備をしている。

イライラする時間がもったいないのでもう寝よう。明日のお弁当をサッと作って私もキッチンを散らかしたので、ベッドに行く前にサラッと「片付けておいてね」と言う。さて、どうなることやら。
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妻のお仕事

2012年07月29日 19時08分41秒 | Weblog
今日はSydenyに住む、Dの古くからのお友達家族が遊びに来ることになっていた。こちらのお友達だけど、日本人男性と韓国人女性の夫婦とその子供の“アジアン”なゲスト。昨日のうちに大まかな掃除は済ませていたので、今日は気になるところを拭いて(特に水周り)、簡単なお片づけ。それからランチの準備に取り掛かった。
あらかじめ「ランチのメニューはすき焼き」と決まっていて、ありがたいことにお肉を持ってきてもらうことになっていたので、私はお野菜の用意。普段は切った先から鍋に放り込み、割り下も鍋に直接しょう油や砂糖を入れて味付けていくという適当なやり方をしているけど、今日は野菜を切って盛り付け、割り下もちゃんと作った。しいたけでダシをとったけど良かったんやろうか?

下ごしらえが終わり、すき焼きだけでは心もとないなぁと思って副菜を作ることに。家にあるものとネットですき焼きと相性の良いものを探した結果、きゅうりとわかめの酢の物とオクラとかつお節の和え物、焼きおにぎりを作った。
作ってから気づいたけど、酢の物以外全部しょう油ベースの味付け。辛いかも…と思ったけどもう遅かった。

お昼を過ぎた頃に家族が到着。おいしそうなすき焼きビーフを持ってきてくれて、さっそく調理。子供を入れて5名やしと思って大目に切ったはずの野菜が途中で足りなくなり、慌てて切って足すという要領の悪さを露呈させてしまったけれど、料理はおおむね好評でほとんどを平らげてもらえた。結婚のお祝いに、と買っていただいたワインも頂きつつこの頃Dの中で大流行の緑茶も振舞い、楽しいランチタイムを過ごした。「お腹いっぱい」と言ってもらえて嬉しかった。日本人のMotoさんは焼きおにぎりを喜んでくれたようで作った私も満足。

ランチの後は近所の浜辺を散歩。30分ほど歩いた先にカフェがあるので、それを目指してテクテク。子供は大喜びで犬コロのように駆けていく。若いって素敵(6歳)。カフェでテイクアウトのコーヒーを買い、それからまた家まで。私たちには予想できたけど、彼らにとっては予想以上のロングウォークだったようで、ちょっと申し訳なかったな。肌寒かったし。

帰宅後は緑茶で一服。アテにスナック菓子とクッキーを出して、ひとしきり談笑を楽しんだ後、暗くなる前に…と5時過ぎに帰っていった。私だけが新入りだったわけやけど、なんのわだかまりもなくすんなり仲間に入れて本当に良い時間だった。次回は私たちが遊びに行かせてもらう話も出ていて、近いうちに実現するといいなぁと思う。

とりあえず、新居初ゲストのおもてなしの結果は上々。D妻としての役割は果たせたのではないかと思う(今時こんな古臭い考え方もないかもしれんが)。今はDと残りのワインを空け、手持ちのジンのオレンジジュース割りにシフトしたところ。でも酔っ払う前に洗い物をやっつけてしまうか。一人でやるのは面倒なので、Dに手伝わせるとしよう。

写真は浜辺を散歩したときのもの。手に棒を持っていたので何となく書いたら、完成する前に3回も波に流されて、最後は少々意地になってしまった。

こんな古典的なこと、現役コドモ時代(!?)にもした記憶がないなぁ。
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いやはや

2012年07月28日 23時55分32秒 | Weblog
今日はお休み。
先ほど「バットマン ダークナイト ライジング」を観て帰ってきたところ。

つまらんかった…。

英語で何を話してるんかさっぱりわからんかったというのもあるけど(特に妙なマスクを着けているベインとやらの台詞は全然わからんかった)、なんかダラダラ長くて途中から全然楽しめなかった。バットマンを観るのは全シリーズを通して今日が初めてで、一応予習もしていったけどアカンかったなぁ。バットマンの背中のダメージがパンチ一発で治るところとか主犯の亡くなり方とかはコメディ?と疑問符。最後は核爆弾が爆発するんだけど、街が爆発から逃れられたことに人々が歓喜する場面を見て「原爆なめすぎ」と微妙な気持ちになった。

日本では今日から公開のようなのであまり書かんでおこう。Dも「つらまん」と言っていたけど、病院の同僚は「最高やった!!」とすごく感激していた。観る人によるんやろうなぁ。

映画はナイトショーだったので出かける前に家で晩ご飯。久しぶりのお好み焼きに加え、以前にマフィンを焼く小さな機械を頂いたので、それを使ってたこ焼きも作ってみた。お好み焼きは何度か作っているのでそれなりにおいしかったけど、問題はたこ焼き。実は自分で作るのは初めてだった。料理中に電話がかかってきていて、スピーカー設定にしてしゃべりながら作っていたためかタネの様子をしっかり見ていなかったみたい。焼き始めてみるとやけに濃いタネであることに気づき、出来上がりは硬い小麦粉の塊を食べているみたいだった。もっと水を入れたらよかったー。無念。たこ焼きの粉、安くないのにぃ。ま、しかし、失敗は成功の母。次回に期待。

さて。
明日はD友達家族がやってくる予定。今日はまぁるく掃除機をかけておいたので、明日は拭き掃除でもするとしよう。
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やでやで

2012年07月27日 23時12分43秒 | Weblog
今日も午後シフト。6名を担当。毎日同じようなことを書いているけど、相変わらずバタバタしながら過ごした。他の看護師のように落ち着いて仕事ができるようになる日はいつなんやろう? とはいえ、最初の一週間に比べるとずいぶんマシになったとは思うけどさ。

途中まで自覚はなかったんだけど、今日はやけに疲れていた様子。頭の回転がいつもに増して遅く、また終わらせた仕事に自信が持てなくて何度も確認するというとても無駄なことを繰り返した。あと、とっさに同僚に話しかけられたときに何を言われているのかさっぱりわからず、理解するのに暇がかかったりした。そのうち教育係に「今日はなんか疲れてんね」と言われ、「あぁ、そうだったのか」と気づいた次第。

前職は一応クリエイティブな仕事で、脳みそがウニってることはよくあったと思うんだけど、今のように「何を言われているかわからん」ほど疲れている状態ってあったっけ?と思う。疲れていてももう少しマシな動きができていたような気がする…と信じたい。今は言語が違うっていうのが一番大きな理由やろうけど、頭が働いていないときは本当に“外国語”を聞いている状態になる。こんなんで「正看です」とか言うねんもんなぁ。こんなに適当なのに正看としてポジションをもらえているしっぺ返しがいつかくるのではないかとちょっと心配になってしまう。

今日も何とかかんとかで仕事をやっつけて帰宅。今夜の晩ご飯はスパゲティーだったためかいつもよりお腹が空いていた。禁断のカップヌードル…と思ったら、このところカップヌードルにはまっているDにストックを全部いかれていた。コノヤロー。仕方ないので(!?)お酒にシフト。ただいまピーナッツをアテにジンのオレンジジュース割りをチビチビ。疲れた体と頭に加え、すきっ腹に放り込んだので、目をつぶったらイスから落ちそうな感覚になる程度に酔っ払っている。ええ感じや。

さきほど電気毛布を点けた。今頃ベッドはヌクヌクのはず。歯を磨いてゴロゴロしにいこう。
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天使と悪魔

2012年07月26日 22時18分51秒 | Weblog
同じ病棟で5週間も勤めると、長くいる患者さんはどんな人かがわかるようになってくる。
中に、人は決して悪くはないんだけど、何かにつけて非常に注文の多いおじいさんがいる。例えば夜9時にトイレに行きたいことを伝えるために夕方6時ごろにナースコールで私たちを呼びつけたり、テーブルやゴミ箱の位置・テーブルの上のものの配置などを細かく指示したり、とにかく自分の思い通りに物が運ばないとややイラっとするタイプ。正直、忙しいときに今すぐじゃなくてもよい用事で呼ばれるとこちらもイラッとする。今日は出社してすぐにどうでもいい(と言ったら言葉が悪いけど)注文を延々と並べ立てられ、だいぶイライラしてしまった。一応患者さんには常に笑顔で接することを心がけている。だけど今日は、病室を出た後心の中で舌を出し「○○ジジィ!!」と悪態をついてしまった。まだまだ未熟やわ。

そんな感じでスタートした今日。担当したのは7名。特にヘビーな患者さんたちではなかったのに、なぜか常にすることがあった。何でなんやろうなぁ? もっとスピードアップしていかんと。
一番大きな問題は投薬。薬の名前がややこしくて見つけるのに一苦労(患者さん自身が持ち込んだ薬を使う場合が多いけど、病院で新たに処方されたものは病院内のストックを使用する場合があるので、その場合薬の棚を探して回ることになる)。またドクターの字が汚くて何が処方されているのか解読するのにすんごい時間がかかる。ほんまに「象形文字か!?」って思う。最初から比べると薬の名前もだいぶ覚えてきたし、象形文字の解読も少々できるようになってきた。しかしここにはまだまだ大きな語学の壁が立ちはだかり、一筋縄にはいかないものがある。ちなみにこの象形文字はオージー看護師でも読むのに苦労している。

さて。
このように相変わらずドタバタしている中である90代の女性患者さんが寒さに震えていた。空調が効いているせいか、病院のブランケットというのは(私の感覚では)保温性に欠ける厚手の綿で、何枚も重ねるとやや重い。この女性患者さんは重いのがイヤだというので、特別に他の病棟にあるあらかじめ温室で温められたブランケットを取ってきてかけてあげた。すると「ありがとう。あなたは天使よ」。

いやいや、そんな。照れます

患者さんを快適に保つことは看護師にとって大事なこと。だからそんなにたいそうなことをしたわけじゃないんだけど、このように感謝を口にされるとやはり悪い気はしない。それと同時に、ついこの数時間前に「○○ジジィ!」と悪魔な部分を自分で確認していたところだったので、“天使”の言葉に喜ぶとともに何となく手放しでは喜べない気分だった。

人対人の仕事なので、感情が入り混じるのは当然。私は天使にはなれないし、なるつもりもない。ただプロとして最低限私情は抑えていかんとあかんなぁと今日改めて思っていた。
とはいえ。
明日は例のおじいさんの担当じゃないことを望む。
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上げ膳・上げ膳

2012年07月25日 21時30分19秒 | Weblog
朝に弱いDはあまり朝ごはんを食べないこともしばしば。なのに今日はどうしたことか、シェフDが朝からやる気で、このところ我が家の朝の定番メニューとなっているベーコンエッグを作った。

コーヒーとオレンジジュース付き。

人に作ってもらうご飯って美味しいなぁ。

普段はこれにサラダが付くけど今日はなかった。私は後から赤たまねぎのスライスとパクチーをたっぷり盛った。

良い気分でスタートした本日のオフ。特別予定もない中、今すぐ買いはしないけど少々高くついても長く使える高性能の掃除機を買おうと話していて、下見も兼ねて大型商業施設を冷やかしに行った。こちらには大型商業施設内でなら十中八九見かける掃除機専門店なるものがある。見かけるたびに「商売が成り立つほど需要あんのかな?」と不思議に思う。今日も店員さんが暇そうに立っていた。私たちが入店したら、冷やかすだけの客だとわかっていながらその店員さんがたくさん話しかけてきたので、「寂しいのかしら」と少し気の毒になってしまった。気に入るものがあったので情報だけもらって、オンラインでより安価なものを探すつもりの私たち。こういう客ってたくさんいると思う。それでも商売が成り立つ掃除機専門店。ナゾや。
その後も少しウロウロして生活必需品や、週末にD友達が来てすき焼きを振る舞う予定なのでその食材を購入し帰宅。

帰宅後は別々に過ごし、やって来た夜ご飯の時間。冷凍庫を開けるとステーキ肉がカチンカチン。「これそろそろ食べないとね」「そうだね」「ステーキはD担当だよね」「そうだね」ということで夜ご飯もシェフDの手に拠ることに決定。

夜はビーフステーキ、ベイクドマッシュドポテト、サラダをワンプレートで。

料理のお供はDはスコッチ、私はジンのオレンジジュース割り。

うめー

この頃少食のDを横目に彼の倍ぐらい食べた。本当に人様に作ってもらうご飯は美味しい。

このまま上げ膳据え膳となればいいのに、そうはいかないのが残念なところ。Dはお片付けが好きじゃないので食器洗いは私。“後片付けも含めて調理って言うんだよ”と言っても「デヘヘ~」と言って消えていく。もっと尽くされても困らないんだけどなぁ。求ム、“上げ膳据え膳”状態。

適度にお酒も頂いたせいか、11時前の今少々眠い。Dも同様らしい。電気毛布に電源を入れて、ヌクヌクベッドでゴロゴロするという至福の状態で今日の休みを締めるとしよう。
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丸一カ月

2012年07月24日 23時13分10秒 | Weblog
今日は昨日とは違う患者さん5名を担当。新しい患者さんを持つときは申し渡しだけではわからないことがあるので彼らの医療記録を読む必要がある(他の看護師は知らないけど)。今日は新規入院もなく、時間がたっぷりあったので記録を読んでいた。
そしてふと思った。
私は日本の病院で働いたことがないからわからないけど、丸一ヶ月を迎えたばかりの新人がイスにどっかと座り、特に何をするでもなく記録を読むってアリなんやろうか? 私は今日はしなかったけど、コーヒーを飲みながらでもオッケーだそうだ。
日本でも看護師だったという人たちの話を聞くと、オージーの看護師は日本では働けないらしい。サービス残業は当たり前やし、仕事の量もオーストラリアに比べるとかなり多いらしく、こちらの“緩い”環境で働いている人には到底耐えられないだろうとのこと。以前、化粧品工場で勤めていた頃、綿密に計算された緻密な作業を体験して「オージーには無理やろうな」と思ったことがあるけど、それと同じ感じやろうか?
また、おそらくまだ年功序列や体育会系のノリが残るだろう日本の職場において、私のようなズブの素人に近い看護師が座ることを許されているのかどうかも興味深いところ。今度、看護師の友達に聞いてみよう。

さて。
私をスロウダウンさせる夜の投薬。先輩からアドバイスを得ていつも9時ぐらいまでかかっていたものが今日は8時半には終わらせることができた。そして申し渡しの前に看護記録もすべて記入。同僚と談笑する時間まであった。ヨシヨシ。実りある一日やった。

お休み前は開放感。働くことは決して嫌いではないけどお休みは嬉しい。何をして過ごそうかしらねー。
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スロウな仕事で勘弁してくれ

2012年07月23日 22時56分12秒 | Weblog
今日も仕事・午後シフト。これまで3回午後シフトをし、帰宅したらいつもお腹が空いていて何かを食べずにはいられなかった。禁断の夜10時以降の食事。そりゃアゴもなくなるわ。シフト表を見たら今週・来週もずっと午後。このままでは夜遅い食事が習慣になる=増量必至。このままではイカン!と思い、これまでサンドイッチだった夕食をもっと充実させることにした。初日の今夜、メニューはハヤシライス。

美味

久しぶりに食べるとおいしいなぁ。

夕食をしっかり摂ったおかげで、帰宅後も空腹を覚えず。しかも食べたのは6時半ごろ。“7時以降食べない”生活を続けたらちょっと減量するかもと淡い期待を抱いている。
ちなみに出勤前にカレーライスを作った。なぜって昨日Sydneyでペーストを買ったから(お気に入りはジャワカレーの中辛)。黄レンジャーに負けないぐらいカレーライスが好き。というわけで明日の晩ごはんはカレーライス きっと朝も昼も!?

さて。
今日は計6名の患者さんを担当。とはいえ、みんな手のかからない人たちでスローなスタートを切った。するとガラガラと運ばれてくる患者さんを乗せたベッド。行き先を見ていると私の担当する部屋に向かっている。

新規患者さんだよ…

うひょーとなりながらも、新規患者さんを迎えるのも数回目なので落ち着いたもの(!?)。すべてを自分でやろうとするのではなく、次のシフトにまわせるものはまわすという要領も覚え、ボチボチ進めたおかげで新規入院の関することでできることはできた。
問題は夜の投薬。私の抱えた患者さんのほとんどは、夜の薬にいわゆる“危険ドラッグ”と呼ばれるものが含まれていた。これらは副作用が心配されるものや中毒性の高いもので、鍵付きの薬棚に保管されている。投薬の際は2人の正看によって取り出されることになっており、他の正看を探したり危険ドラッグ用のノートに記入をしたり、と投薬までに何かと手間隙がかかる。そんな患者さんを5名も持っていたため、結局全部を終わらせるのに1時間半ほどかかってしまった。あぁ、しんど。これが終わったらすぐに夜勤の看護師へ状況の申し渡し。ササッとそれらを終わらせ、それから看護日誌に取り掛かった(7人分)。ほかのみんなは申し渡しの前に看護日誌の記入を済ませており、申し渡しが終わったら即帰って行った。自分自身、だいぶスピードアップしてきたと思ってるねんけど、まだまだやなぁ

でも落ち込んだりしない。勉強あるのみ。それに投薬は最悪の場合患者さんを死に至らしめる可能性があるので絶対にミスはできない。ミスするぐらいならサービス残業なんて屁のかっぱ。そのうち他の正看並のスピードで働ける日が来ることを信じて明日も頑張ろう。

さ。
妙な空腹を覚える前にベッドに向かうとしよう。ぬくぬくベッドで読書。ウヒヒ。

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突発的お出かけ

2012年07月22日 21時35分53秒 | Weblog
今日もお休み。実は少々前から賃貸に関して問題が浮上しており(だからDとのケンカも続いていたわけで)朝からこの家のオーナーさんが訪ねてきて話し合いがあった。スッキリとはいかないけれど、一応それをもって解決。だいぶホッとできた上に、昨日から垂れ流し状態のストレス放出の勢いは留まることがなく「どこかに行きたい!」という衝動に駆られていた。Dがいろんなプランを提案してくれるも、基本的には「君が楽しいならなんでもいいよ」というスタンス(助けになってないっちゅーの)。ウチの近所は田舎であるがゆえにのどかではあるけどそれだけ。「近所の散歩なんてイヤじゃー!」「求ム、刺激」ということで急遽Sydneyに出ることにした。

Sydneyに行ったところで何があるわけでもないんやけど、ウチの田舎町よりは見るもの・できることが多いはず。明日は午後勤務なので少々帰宅が遅くなったところで問題なし!というわけでお昼前の電車に飛び乗った。冷静に考えたらそこまで意気込まなくても最長でも90分あれば着くし(しかも乗り換えなし)、日本の通勤時間を考えるとめちゃくちゃ遠いわけじゃないんだけど(ウチの実家から大阪ぐらい)、便の悪いこちらの公共交通機関を考えるとこの距離が小旅行としか考えられない。
もとい。
今日も電車のお供は「ドラゴンタトゥーの女」。遅々として進まなかった物語が動きを見せ始めたところで面白くなってきている。

電車+読書、サイコー。しかし私、アゴがないなぁ

到着時間昼1時。Sydenyに着いたところで予定もなく、まずは中華街のあるHaymarketへ行き、腹ごしらえ。和食レストランに行き2人してランチセットを注文。お値段の割りにボリューム満点でお腹いっぱい。揃ってゴハンを残すぐらいだった。それから大型ショッピングセンターへ。前回訪れたときは1階にある野菜市場に行っただけだったけど、今日は上階にアジアン食品を取り扱う大きなスーパーを発見。軽く見てまわったところ「これは買わねば!」というもの多し。重いものを持ち歩くのがイヤなので後で出直すことにして、満腹のお腹を落ち着かせるためにもとりあえず歩くことにした。予定もなくブラブラするのもなんだし、家探しに来たときも近くまで行ったけど間近にまでは行かなかったという理由でオペラハウスを目指してテクテク。その道中にQueen Victoria Building (QVB)が。以前一人でSydneyに来たときに訪れていたし、しかも同じアングルで写真も撮ったけど今日も一枚。

建築と歴史が長いことで有名なんだそうな。中には高級店がそろい、またオシャレなカフェもたくさんあった。けど満腹のお腹にはコーヒー一滴も入る空き間がなくここでのティータイムは断念・次回に持ち越し。
QVBを通り抜けて一路オペラハウスへ。普通にテクテク歩く感じでトータル30~40分、目的地にたどり着いた。Dは元々Sydney生まれだし私も何度かここへは来たことがあり今更珍しいこともないけど、世界的に有名な観光地に来るのは何となく心が躍る。おのぼりさんの一枚。

直射日光でめちゃまぶしかったため、目をギュッと閉じた後無理くり見開いた結果がコレ。

適度な運動が良かったのか、コーヒーぐらいのスペースができた頃、何度かこのブログでも触れた、Sydneyに住むちょっと変わっているD友達から電話。実は今日、うちに遊びに来たいという申し出があったのを、Dも彼にずっと付き合うと疲れるという断っていた(本人にそう言っている)。適当に話を流すのかな、と思ったら、彼にわざわざSydneyに来ていることを告げ、結局件のアジアンスーパーで落ち合うことになった(彼はその近くにいたらしい)。電車に乗ってHaymarketまで。DとD友達をお茶に送り出し、私は一人でお買い物。日本に行って以来、何かと日本食材に興味を示し始めたDと買い物に行くと高い買い物になってしまうので一人の方が早いし安くつく。とはいえこのあとDが「健康のために緑茶を飲むべき!」と言い出したため、湯飲みと急須を買うハメになり、結局痛い出費となったけど。
野菜も含めて買い物を済ませて2人のところへ戻るとお茶を終えており、今更注文する気にもなれず、私はお茶をせずじまいで彼とは別れ、駅に向かった。

帰りの電車も本を読んでいたけど、少々くたびれていたようで気がついたらうとうと。Dも眠りはしなかったけど疲れているようだった。
家に着いたのは8時ごろ。私は今、休日最後の憂さ晴らしとして昨日買ったジンをオレンジジュースで割って飲んでいる。久しぶりに以前のシェアメイト・カトリーナとオンラインでチャットもした。Dは「お茶、お茶~」と急須にティーパックを入れてがぶ飲みしている。眠れんくなっても知らんぞ。

こんな感じでダラダラした週末。でもDともケンカの原因を通じてこの先の2人の問題の解決の仕方等についても実りのある会話もしたし、なかなか良い時間だった。今週はずっと午後シフト。朝ゆっくり眠れるのが嬉しい。
今日は疲れた上にただいまほろ酔い中。歯を磨いていい気分のままベッドに行くとしよう。

追記。
昨日見た「アメイジングスパイダーマン」。面白かった。主人公の男の子もハンサムだったし、映像も良かった(3Dで観る意味はあまりないような気がしたけど)。目頭が熱くなるストーリーでもあり、良作だと思う。シリーズになるなら次回作も観たい。ちなみにDいわくコミックに忠実な仕上がりになっているらしい。
すごくびっくりしたのは、ナイトショーとは言え開始時間は9時15分。人気のプログラムである上に土曜日。「もしかして席がないかも」と焦りながら映画館に着いたら、なんといたのは私たちともう一組の夫婦だけ。計4名。

田舎やからってひどくない??

おかげで面白い場面で大笑いしてもそんなに気を使わなくて済んだけどさ。
近いうちに「バッドマン」も観に行く予定。これも人気の映画やけど、会場はやっぱりガラガラなんやろか??
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